教養を深める - 人間の「芯」のつくり方

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教養を深める - 人間の「芯」のつくり方

  • 著者名:森本あんり
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • PHP研究所(2024/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569856544

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内容説明

●教養とは、人間がより人間らしくあるために必要な「知の営み」である――。 ●ファスト教養に陥らない「本物の学び」とは何か? ●リベラルアーツに向き合い続ける著者が、四人の識者と本気で考える。 近年、「たしかな教養を身につけたい」という風潮が広まり、書店でも「教養」をタイトルに冠する本が所狭しと並んでいる。なぜ現代において教養が必要とされるのだろうか。そもそも「リベラルアーツ」は何のために生まれたのか。神学者であり、東京女子大学学長としてリベラルアーツに向き合い続ける著者が、四人の識者と議論を交わし、その本質に迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

41
なぜ現代において教養が必要とされるのか。リベラルアーツはなぜ生まれたのか。神学者、東京女子大学学長としてリベラルアーツに向き合い続ける著者が四人の識者と本質に迫る一冊。リベラルアーツという概念がどのようにして生まれたのか。その歴史的経緯を振り返りながら、日本のリベラルアーツ教育の現状を考察して、作家の五木寛之さん、数学者の藤原正彦さん、社会学者の上野千鶴子さん、人類学者の長谷川眞理子さんと教養に関してそれぞれのらしさがよく出ている対談でしたけど、自分自身の軸となる感性や判断力を磨いていくことは大切ですね。2024/03/06

ta_chanko

23
リベラル・アーツ=自由になる技術。リベラル・アーツ教育の目的は民主主義を担う市民を育成すること。民主主義とは自由な市民たちが形成する社会。リベラル・アーツ=教養を身につけることは簡単ではない。世の中の成り立ちについてもっと知りたい、真理を追い求めたい、という想いを生涯持ち続けることで身についていくもの。教養とは「ファスト教養」や「ChatGPT」のように手っ取り早く手に入るものではない。日本社会や教育界でも短期的な目標ばかりが重視され、近視眼的になってきている感があるが、こういう時代にこそ、教養が不可欠。2024/04/03

まゆまゆ

20
人間をより人間らしく育てることを目的としたリベラルアーツの歴史をたどり、中身ではなく教え方や学び方を身につけることが本来の教養であることを語る内容。対談も興味深かった。名著を要約されたものを読んでも結局はその筆者の意図であって、自分で感じて考えなければ意味がない。むしろ要約できることが教養である、とは耳が痛い…2024/04/16

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

15
▼面白かった。著者は神学者で牧師。アメリカのキリスト教史に関わる著書多数。▼大学で体得すべきリベラルアーツと教養の関係について論じている。また大学教育の歴史と内容の変遷、現代の世界における大学教育の問題点を検証している。▼日本の大学教育にはリベラルアーツの理念が欠落していること、また金儲けにつながる専門教育偏重の実態を批判する。また安直なファスト教養を否定する。▼著者と四氏(五木寛之、藤原正彦、上野千鶴子、長谷川眞理子)との対談が面白い。各氏が語る教養の意味、その内容が深い。紹介された本を読もうと思う。 2024/12/28

spock

8
偏った専門的視点ではなく、世界物事関係性を様々な視点から認知できるツール(教養)が必要2024/06/07

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