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内容説明
「人はまだ どこかで起きている」静かな夜を旅するような、心に青が沁みるSFファンタジーコミック。 ある宇宙、人は「トビアスの木」の毒によって「覚めない眠り」につきはじめていた。ほとんどの住民が眠ってしまった星は「まどろみの星」と呼ばれた。これは「まどろみの星」を訪ね、残された文化を記録・保存する、プラネタリウム・ゴースト・トラベル社(通称PGT社) 星旅人(ほしたびびと)・登録ナンバー303の物語。
※2024 年2 月現在 WEB 連載中・ 1 話無料公開中です。
※本コンテンツはパイ インターナショナルより刊行された作品「星旅少年2 巻」の単話電子版です。重複購入にご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
97
前巻に引き続き、静かでちょっと寂しく切ない世界観を堪能できました。青で包まれた表紙がたまらなく好き。一巻と並べて飾っておきたい。作品集も買おうかな。2023/06/25
コットン
79
今回も夜を意識した表紙と巻頭が青で埋め尽くされているのが落ち着く。人物の個性と特殊な環境を深掘りしていく感じでした。物や食べ物、建物なども面白い。2023/04/13
眠る山猫屋
58
静かに微睡みながら滅びていく世界。“終り”の迎え方も人それぞれだったのだなぁ、当たり前だけれど。そんな中での505と303の出会いと別れ。505は随分変わったのだな。終末を迎え入れるだけに生かされていた過去、そこから引っ張りあげてくれた303。感情を学び、人間になれた今の彼は、303を待ち続けている、まるで片思いのように。『おふとんモノレール』の話、好き。廃線になっても終わらないもの。運転士さんはこれからどう過ごしていくのだろう。絶望ではない終りかた。彼女が《旅のひとこと》ノートに記した「運転してました」2023/11/08
ワッピー
36
PGT社に入社して303号のバディになった505号の生い立ちから始まります。「僕、人じゃないんだけどね」という303号の告白から1巻の不穏な空気が次第に動きはじめます。2巻の「海の読書灯」のエピソード、そして謎は解かれるのか、深まるのかまだわからない2巻最後の「天使」の章ではまた胸中に波が立ちます。儚げで、脆くて、絵の採掘坑ミンロウドに埋まっている夢のような印象でありながら、強靱な存在感を持っている世界です。表紙・見返しの美しいイラスト、そしてカバーをとってもサービスが!青い夜が好きな人には特におススメ!2023/01/03
ちいこ
29
不思議で静かで沁み込む世界。2022/09/28