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内容説明
インターネット時代、多チャンネル時代の現代は、自宅のテレビでも公営ギャンブルを観戦できるが、ぜひ競技場へ足を運んでいただきたい。たった100円から、感動と興奮の体験を得られるのだ。美しく疾走する姿、アスリートの卓越した技術、レース後の荒い息遣い、観客たちの歓声と怒号を感じるはず。昭和レトロな食堂でB級グルメに舌鼓を打ちながら、ツキの波に思いを馳せると、次のレースの予想が、むくむくと湧き上がってくる。全国の公営競技場を、旅行の目的地のひとつにするもよし、推しの選手を応援するもよし。お小遣いが増えたなら、なおのことよし。大人の遊びの嗜み方を伝授します。インターネット時代、多チャンネル時代の現代は、自宅のテレビでも公営ギャンブルを観戦できるが、ぜひ競技場へ足を運んでいただきたい。たった100円から、感動と興奮の体験を得られるのだ。美しく疾走する姿、アスリートの卓越した技術、レース後の荒い息遣い、観客たちの歓声と怒号を感じるはず。昭和レトロな食堂でB級グルメに舌鼓を打ちながら、ツキの波に思いを馳せると、次のレースの予想が、むくむくと湧き上がってくる。全国の公営競技場を、旅行の目的地のひとつにするもよし、推しの選手を応援するもよし。お小遣いが増えたなら、なおのことよし。大人の遊びの嗜み方を伝授します。
目次
序章 公営ギャンブルの魅力/凝縮された「世界の仕組み」/もうひとつの解/「ツキの流れ」理論/ギャンブラーの思考/〝魔物〟に対峙するための屁理屈力/第一章 なぜ今、公営ギャンブルを勧めるのか/公営競技は四種類/投票券の種類/予想、現金払戻し、控除率が「ギャンブル」の条件/公営ギャンブルが合法である合理的理由/「にもかかわらず、運なンだ」/人間に優しい公営ギャンブル/「人間」に賭けるから面白い/「人間を読む」のが公営ギャンブル/「公」=地方自治体がギャンブル場を開帳する理由/昭和ブームの中の公営競技場/第二章 公営ギャンブルの遊び方/公営ギャンブルには「重賞」と「ヒラ開催」がある/一 地方競馬場へ行こう JRAと地方競馬の大きな違い/地方競馬は先行馬有利とされる理由/なぜ本命鉄板の競走馬が負けるのか/ビギナーはまずこの投票方法で勝負/北海道の競馬場/岩手の競馬/大井競馬場──ナンカン四場1/川崎、浦和、船橋──ナンカン四場2/名馬オグリキャップは笠松競馬場出身/名古屋と金沢/西日本の四場「園田、姫路、高知、佐賀」/帯広だけのばんえいレース/ばんえい競馬の遊び方/二 競輪場へ行こう 選手の「競走得点」で予想/展開を左右するラインとは何か/人間関係を読む競技/後方待機が有利である理由/風、傾斜角度(カント)、直線距離/北海道唯一の函館競輪場/青森・三内丸山遺跡も観光/福島・いわき平で直線の攻防を堪能する/新潟・弥彦の風を読む/前橋の複合競技場で一獲千金/日帰り旅行に最適な宇都宮と大宮そして取手/小ぶりな千葉と松戸/聖地・立川と、京王閣、西武園、川崎、そして平塚/温泉旅行とセットで小田原、伊東温泉はいかが/静岡で、名物おでんやマグロ料理を/三 西の競輪場を盛り上げたい 中部地方の競輪場/近畿の競輪場/中国・四国の競輪場/九州の競輪場/日本の競輪発祥の地、小倉競輪場/四 競艇場へ行こう 競艇と日本財団/競艇の勝ち負けは「引き波」から始まる/船艇、モーター、プロペラ、すべて競艇場の所有物/ボートレースの進み方/競艇場はどこも清潔/群馬県みどり市なのに名前は「桐生」の理由/狭さがレース展開に及ぼす影響/貨物船も通航する難解なコース/ゴージャス、おしゃれな観覧席/ロマンを き立てられる三競艇場/交通アクセス抜群の大阪と尼崎の競艇場/地元に愛される競技場/食べ物も魅力的な鳴門と丸亀/九州五場/五 オートレース場へ行こう 時速一〇〇キロでコーナーを爆走/オートの予想はなぜ難しいか/元アイドルが所属するのは川口オート/地方レース場で味わいたい地元の食/第三章 さあ、賭けてみよう/中高年の居場所/開催日の情報はネットが便利/無料送迎バスは競技場の縮図/予想専門紙は買うべきか?/「最初は見」の流儀/レースとレースの合間にやるべきこと/万馬券、万車券、万舟券/投票券の買い方/投票券で見栄を張らない/ビギナーズ・ラックの真実/ハズレが続いた時、どう打開するか/レースが終わった時、主役は自分になる/全レースが終了。さあ飲もう/ナイター開催の雰囲気は別物/第四章 公営ギャンブル「旅打ち」のすすめ/「旅打ち」とはなにか/山口瞳『草競馬流浪記』片手に旅打ち/特別な力の作用/ひとりで遊び、ひとりで喜び、ひとりで悲しむ/ひとり旅打ちの麻薬的魅力/一度の旅打ちで複数の競技場/余裕があれば前夜に目的地へ/地域によって専門紙のレイアウトが変わる/各地にある不思議な公営ギャンブル場/レース後の酒がすべてを癒してくれる/強い足、レンタサイクル/立ち飲み、古本、公営ギャンブル/旅打ちを終えたときの気分/第五章 エンタメの中の公営ギャンブル/読み物でしか知ることができない「裏側」/まずは山口瞳『草競馬流浪記』/競輪ノンフィクションは阿佐田哲也に限る/最相葉月の競輪ノンフィクション/富島健夫の競艇哲学/公営ギャンブルエッセイの三分類/ギャンブル作品の視点の変化/二一世紀、公営ギャンブル小説の新たな潮流/競輪小説『グランプリ』、競艇小説『スプラッシュ!』/公営ギャンブルのダークサイドを読む/競輪小説に見る破滅のナルシズム/ひどい負け体験が小説のネタになる/「八百長」告白の本/書を捨てよ、ギャンブル場へ出よう/あとがき/囲みコラム/予想新聞・出走表/食堂・売店/オッズ/マークシート/投票券/自動券売機・払戻機/ギャンブル依存症のセルフチェックの指標(LOST)
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