出版社内容情報
警視庁捜査一課・棟居の後輩刑事が殺された。非番中コンビニ強盗に遭遇し、店員を守るため凶刃に倒れたのだ。彼の死は世間の同情を集め一般市民も通夜に訪れる中、滂沱の涙を流す女性がいた。彼女の正体を追った棟居は、事件の悲しい顛末を知る(「後朝の通夜」)。
ある者は魔が差したせいで、ある者は確固たる信念によって、追いつめられた人々の心情に迫るミステリーに、書籍初収録の幻の短編「青春の遺骨」を加えた珠玉の6編。
内容説明
警視庁捜査一課・棟居の後輩刑事が殺された。非番中コンビニ強盗に遭遇し、店員を守るため凶刃に倒れたのだ。彼の死は世間の同情を集め市民も通夜に訪れる中、滂沱の涙を流す女性がいた。彼女の正体を知った棟居は、事件の悲しい真相に辿り着く(「後朝の通夜」)。ある者は魔が差したせいで、ある者は確固たる信念によって、追いつめられた人々の心情に迫るミステリーに、書籍初収録の幻の短編「青春の遺骨」を加えた珠玉の6編。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年熊谷市生まれ。青山学院大学卒。10年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞・角川小説賞・日本ミステリー文学大賞・吉川英治文学賞を受賞。推理小説の他、歴史小説・ドキュメントにも作風を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジニー
3
★★★☆☆2024/10/09
ひまわり
3
久し振りの森村さん。2023/12/04
S
1
大体は余計なことを言ったがためにバレる話2023/06/14
アヴィ
0
作者最晩年に編まれた00年代の名短編アンソロジー。最後の矜持という作品は無く全体のタイトルだが、まさに最後まで保ち続けた矜持で紡がれた傑作群。森村誠一ワールドを形成するレギュラー陣、作家の北村が感じる僅かの違和感から事件が始まり、捜一の棟居が事件に迫り、新宿署の牛尾が犯人を落とす。どれも捨て難い魅力有る短編揃いだが、書籍初収録となる青春の遺骨は作者の青春への憧憬と、それを断ち切るアイテムとしての遺骨に悲しみが漂う。本書出版から間もなく作者の訃報が伝えられ、もう新作が読めなくなると慟哭した。2025/03/24
Ronkotahachi
0
読了。2025/02/15