世界トップ投資家の共通言語 大化けする人と企業を見いだすために何を見ているのか

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世界トップ投資家の共通言語 大化けする人と企業を見いだすために何を見ているのか

  • ISBN:9784296203420

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内容説明

★日本企業の飛躍を妨げるグローバル「共通言語」

 世界トップの投資家は、多くの日本人ビジネスパーソンが知らない「共通言語」でコミュニケーションをとっています。それは「英語」を話すことではありません。数多くの企業との接触を通じて得た企業評価のセオリーを標準化したものです。

 本書にはファンドマネジャーやベンチャー投資家が登場しますが、投資手法の伝授や株価対策の指南をする本ではありません。世界トップのファンドマネジャーやベンチャー投資家が発する「フレーズ」に注目し、投資家がフレーズに込めた意図を説明することで、グローバル共通言語を学ぶ書です。

 筆者らが本書で伝えていることは、思考の微細な調整です。共通言語の視点を理解することによってコミュニケーション上の「ずれ」をなくし、いくつかのTWEAK(小さな調整)をする。難しいことではなく、「そういうことなんだ」と一度理解すれば、マスターできるものばかりです。思考の調整をそうすることによって、日本企業がグローバルなビジネスの場で新たな成功を勝ち取る可能性が高まると、筆者らは信じているのです。

 グローバル共通言語を学ぶことは、日本人ビジネスパーソンの必須科目にしてもいいくらいの価値があります。ぜひ本書でその価値を確かめていただきたい。

目次

第1章 スタートアップ VCへのピッチ
・まず、仮説ありき
・良質な投資家は信用を補完する
・明確な成長ドライバーは必須要件 ほか

第2章 スタートアップ ベンチャー投資家同士の会話
・「何をやるか」と同じくらい「誰がやるか」が大事
・これは考え得る選択肢の中で最適な判断か?
・業界の特性の本質を見抜いているか? ほか

第3章 上場企業 IR面談
・上場は必ずしも正しい選択ではない
・適切なキャッシュ配分が経営者の仕事
・中期経営計画はどのように策定しましたか? ほか

第4章 上場株式投資 ファンド投資会議
・人と違った思考を持つことがアルファの源泉となる
・証券会社の推奨や目標株価は気にする必要はない
・時間の価値 ほか

第5章 ガバナンス
・株主フレンドリーではない経営者だ
・計画を達成するための最適なインセンティブスキームになっているか?
・持続的な成長を実現するための人財戦略になっているか? ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Emkay

10
タイトルだけ見るとずいぶんスケールの大きな話のように見えるが、実際はグローバルVCがスタートアップ投資を行う際の選定法、投資哲学やその考え方の背景を解説した内容。後半にはグローバル機関投資家による、上場企業のIRに対する姿勢を分析している。割と当たり前の内容だが、なにせ論点がよく整理されており、グローバル投資家の行動をよく解析できており、読みやすい。外資系金融機関出身者でさえ「我こそ主役なり」の現場主義は強く、ガバナンスやIRは意外と理解されていないテーマなので、このような本を出版する意義は大いにある。2024/09/15

Yuta

5
1章づつで言いたいことがまとまっていたので、読みやすくてサラッと読めた。内容は、著者の経験に基づくVCからいわゆる機関投資家の専門用語を解説してその背景にある考え方を説明を行なっているもの。私自身も法人の投資家として仕事をする中で、確かにその通りだと思うものも多かった。内容としてはそこまで深くなく、事例ベースの解説があまりなかったのは残念。2024/05/03

くらーく

2
ふーん。。。ぜひ、神風が吹いている今の日本にコンサルして、世界的な企業を見出してください。 お二人とも、理系の学部で卒業して、その後は金融業界に入社して、いろいろとあり、今は経営(コンサル)の世界なんだねえ。せっかくの頭脳を理系の研究に使わず、金融方面に使ったのは何か理由があるのかなあ。もったいないと思うのは私だけだろうか。2024/05/30

Go Extreme

1
投資仮説=世界観・こういう世の中になってほしい 株主の質≒経営者の質 プレイブック=ベストプラクティス GTM・再現性のある営業プロセス moat・持続性こそ価値の源泉 お濠:規模・ネットワーク経済、カウンターポジショニング、乗り換えコスト、ブランディング、競合なきリソース、プロセスパワー 不平等な優位性 パワーロー・ステージング contrarian オペレーティングレバレッジ エージェンシーリスク←アラインメント 数の達成を超えた持続可能なビジネスのための多様性 work smart2024/05/13

Yoshi

0
「今日のベストプラクティスは行き詰まりにつながる。最善の道はまだ新しく、試されていない」「グローバル投資家は、機会費用と同時に、取り得る選択肢について常に意識している」「日本人ビジネスパーソンは人の時間価値が分かっていない」「Don't work hard, work smart」など言われてみれば当たり前だが、気づかされる点が多かった一冊。2025/07/21

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