ビッグコミックススペシャル 王様の耳（４）

著者名：えすとえむ【作】

小学館（2024/02発売）

• ISBN：9784098627486

内容説明

漫画好き必読！最注目作家が描く甘美な物語

　『いいね！光源氏くん』『うどんの女』の作者・えすとえむさんが描き出す、新たな代表作が誕生！　

　誰しも一つや二つ、人に話せない仄暗い秘密を持っているーー。物語の舞台は、秘密を買い取る地下のバー「王様の耳」。夜な夜な紳士淑女がやってきて、謎の店主に、思いもよらない秘密を打ち明けていく。

　バーで働くアルバイト店員・シバケンは「自分には秘密がない」と嘯いていたが、実は誰にも言えない大きな秘密を持っていた。そしてバーの常連で人気ニュースキャスター・滝口あかりにもまた秘密が！
　
　シバケンとあかりはどんな秘密を胸に抱いているのか？　謎のオーナー・鳳麟太郎は果たして何者なのか？　シバケンの秘密を狙ってバーに現れた謎の女占い師は敵か味方か、はたまた？

◎雑誌『anan』で≪そそる設定、魅力的なオーナーとバーテンダーのシバケン、ゾクゾクする内緒話の数々。オトナ女子の気持ちを鷲掴みするコミック≫と紹介されました（2022年11月30日号）。

◎「mi-mollet」サイト内の「今　気になる『本とマンガ』手のひらライブラリー」では、≪この作品がぐっと凄みを増すのは単行本2巻から。（中略）ミステリアスな雰囲気にサスペンスの要素が相まって、謎は深まるばかり≫と紹介されました（22年10月15日更新）


　いくつもの謎が交錯し、物語が大きく転回していく待望の最新刊！現在、女性セブンで連載中の話題作です。ぜひ楽しみにお待ちください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐうぐう]

抱えきれぬ秘密は漏れる運命にある。漏れることが必然だとしたら、漏らされた側の行いに罪があるのか。いや、そもそも抱えきれぬほどの秘密にこそ罪があるのではないか。「真実を探り真実のままに伝えるのが私たちの仕事だと思ってた でも本当は何を伝えるかを選ぶことがこの仕事なのかもね」人が人である限り、真実もまた形を変える。なのだとしたら、真実を真実のままに伝えることなどできないのかもしれない。そうして秘密は生まれ、大きくなる、のか。

2024/03/09