SQEXノベル<br> 悪役令嬢の矜持 3 ~深淵の虚ろより、遥か未来の安寧を。~

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SQEXノベル
悪役令嬢の矜持 3 ~深淵の虚ろより、遥か未来の安寧を。~

  • ISBN:9784757590892

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内容説明

社交界の悪の華ウェルミィ・リロウド伯爵令嬢と魔導卿ことエイデス・オルミラージュ侯爵との婚約が発表されてからしばらく。別邸で囲われていたウェルミィがついに本邸に入ることとなり、オルミラージュ侯爵夫人付き侍女の選抜試験の開催が決定した。侯爵邸内外から集められた人々の間では、これ以上ないチャンスを前に使用人としての栄転を望む者、他者を蹴落とそうと目論む者、主人の寵愛を狙う者、さまざまな思惑や噂話が飛び交っていた。ただの伯爵令嬢だった少女はたった一人で貴族の勢力図を傾けるほどの権力を掌握し、今度は侯爵家の女主人になる。今や社交界の誰もが動向を気にする存在であるウェルミィ・リロウド――彼女は一体、何者だ?書き下ろしストーリー「ヘーゼルとミザリ」を収録!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

28
エイデスとの婚約が発表されて、別邸のウェルミィがついに本邸に入ることとなり、侯爵夫人付き侍女の選抜試験の開催が決定する第3弾。エイデスの依頼で社交界を見事掌握してみせたウェルミィが、義姉イオーラの専属次女選びが難航しているのを受けて、彼女とともに自ら潜り込む候補者が様々な思惑を抱き、噂話が飛び交う本邸。その中で虐げられる少女ヘーデルの壮絶な過去も描かれる中で、状況を冷静に見極めて盤面を覆してみせた手腕は流石でしたけど、次々と明らかになる背景に、波乱含みの合同結婚式と今回は最後まで激動の展開でしたね(苦笑)2024/03/07

わたー

19
★★★★☆義姉妹の結婚式と、1巻で姉妹から選ばれなかった結果、罰を受けたアーバインのその後の話が良かったので、最終的な評価としては面白かったが、そこに至るまでがボリューミー過ぎたなと。社交界を掌握したウェルミィが次に挑むことになるのは、侯爵夫人となる自分付きの侍女の選抜。しかし、その選抜の裏でとある陰謀が進行していて…という3巻。ウェルミィが愛しのお義姉さまとともに、身分を偽ってウッキウキで侯爵家の下働きとして働くのはとても良かった。これまでの時間を取り戻すかのように仲良くしている姿はいいものだなと。2024/03/18

和尚

14
表も裏もボリューム満点で全部載せの気分ですね。 人は二度死ぬと言います、二度目の死は忘れられた時にとも。聡く、優しい彼らは背負い、関わり合った人々の二度目が遠くなるように生きるのでしょう。 魔法、瞳、血族。明かされて行く設定、未来に向けてウェルミィ達は何に巻き込まれ、どう展開(というか収束なのかな?)して行くのか。 多世界解釈というか、可能性の世界の片鱗も少し出てきましたね。でもそういう一族が出てくるならありそう。 中盤の終わりの義姉様の一枚挿絵がとてもすき。 サイドストーリーも締めも良かったです!2024/04/19

ささきち

13
圧倒的なページ数に死にそうだぜ。ウェルミィが目指していたイオーラが救われる未来から全員が救われ幸せになるハッピーエンドを迎えることができたわけだがこれで完結ということなのだろうか?続きをやるとしたら他国と氏族関連の話をするのだろうがやるのかな。前半はウェルミィとイオーラという実家がないから侍女が足りない!ということから始まる侍女探しだが、彼女達はもし助けることができなかったウェルミィ達の可能性とは書かれているが致命的に違う点がありそれがゴミカスの父親がいないということだと思いませんか?内心はどうあれ2024/05/03

Musa(ムサ)

8
ここまでくると主人公のことが多くに知れ渡り悪役令嬢のままとはいかないシリーズ三作目。今回は主人公達と似た境遇にありながら主人公達とは全く異なる結末を迎えた者たちの話。そして最後は大きなイベントを経て新たな始まりへの一区切りといった内容。2024/04/07

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