ガガガ文庫<br> お兄様は、怪物を愛せる探偵ですか? 2 ~とぐろを巻く虹~

個数:1
紙書籍版価格
¥891
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

ガガガ文庫
お兄様は、怪物を愛せる探偵ですか? 2 ~とぐろを巻く虹~

  • 著者名:ツカサ【著】/千種みのり【イラスト】
  • 価格 ¥891(本体¥810)
  • 小学館(2024/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094531695

ファイル: /

内容説明

わたしは、だあれ?

“人外の仕業”と噂される事件の謎を解くことで、怪異を封じる力を持つ混河葉介。葉介の助手を務めるのは、とある秘密を抱える義妹・夕緋。

葉介は、幼馴染に起きた不可解な出来事の真相を求め、“怪異を管理する”混河家の一員として、さまざまな謎を解き明かしてきた。

25年前に失踪し、「神隠しに遭った」と噂されていた虹野瑠依珠。彼女が当時の姿のまま、記憶を失った状態で発見されたとの報を受け、葉介と夕緋は調査に赴く。

周囲は奇妙な霧が立ち込めており、外部と遮断されていた。霧の中で瑠依珠を見つけた葉介たちは、失踪事件の現場となった戸黒家の洋館を訪ねる。そこには偶然か、当時を知る戸黒家の人々が集っていた。

葉介は神隠しの真相を探ろうとするが、戸黒家の人々は奇妙な死を遂げてしまい、さらに夕緋も重傷を負ってしまう。

葉介も意識を失うが、次に目を覚ますと、なぜか洋館到着時に時間が巻き戻っているようだった。同じ轍を踏まないように慎重に行動するも、またも戸黒家の人々は死体となって見つかってしまうーー。

繰り返される惨劇の中で、葉介たちは真実を掴むことができるのか?

ワケあり兄妹探偵が「ありえない」謎に立ち向かう、シリーズ第2弾!

※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

28
前回の事件を解決し新たな義妹を得た混河葉介。今度は25年前に失踪した少女・虹野瑠依珠が記憶を失った状態で発見されたとの報を受け、夕緋と調査に赴く第2弾。外部と遮断された霧の中で瑠依珠と出会い、失踪事件の現場となった戸黒家の洋館を訪ねる葉介たち。そこに集っていた当時を知る戸黒家の人々から真相を探ろうとした矢先に起きた惨劇。葉介も意識を失い、なぜか洋館到着時に巻き戻る時間。鍵を握る地多と揺の伝承に戸黒家、虹野家を絡めた背景があって、解き明かされてゆく中でたどり着いた瑠依珠の正体とその結末がとても印象的でした。2024/02/18

わたー

21
★★★★★今回も面白かった。前回の事件によって新たな妹が増えた主人公。彼女を本家へ顔見せした際に、新たな事件発生の報をうける。それは25年前に発生した神隠し事件の被害者と瓜二つの少女が保護されたというもので…と始まる物語。霧に包まれて脱出不可能な洋館、凄惨な殺人事件、不可解なループ、という面白そうな要素を詰め込んだ欲張りセットみたいな内容で非常に良かった。まあ、事件自体は人の業を感じるなかなかにエグいモノだったんだが、そんな状況でも今回のヒロインである琉依珠のために掴み取った結末は読後感も含めて良かった。2024/03/05

真白優樹

14
由芽を紹介するために本家を訪れる中、かつて朔と語り合った神隠し事件の被害者の帰還の情報が舞い込む今巻。―――霧に沈む時の中、其処に眠るは親の愛。 時間を繰り返す洋館での事件に巻き込まれる中、繰り返す中で真実を探る巻であり、人の業が目覚めていた怪物に絡み合い、より面倒な謎に繋がる巻である。事件の先に増える妹、復活する父。そして葉介が感じた荒唐無稽な嫌な予感。 果たして、感づきつつある信じたくない真実とは何か。あの日の災害の謎がすぐそばまで迫っている中、そこに秘められた謎とは。 次巻も勿論楽しみである。2024/02/26

椎名

10
25年前の失踪事件、そしてその失踪者が当時のままの姿で見つかったという正に〝神隠し〟と呼ぶしかない謎に挑む第二巻。霧のなかの屋敷にループと王道ながらもどう決着をつけるのかワクワクさせられました。展開、真相は予想できる内容ではあったものの、細かい設定や人の感情が挟まることによって想像よりもぐっと苦しく、かつ切ない物語になっていた。続刊前提のような伏線もしっかり貼られていて安心。続いてほしい作品。2024/03/18

mag

9
今巻は、「25年前の神隠し事件」と「霧によって隔絶された館で起きるループ」を中心に物語が展開されていきました。 怪異というこの世の理を超えた存在に対して、真実を突きつけて対抗する、その真実を集めていく過程一つ一つにハラハラドキドキが詰まっていました。 次の展開が気になってページが止まらなかったです。 たどり着いた結末もまた驚かされるものがあり、とにかく読み応え抜群の1冊でした。 次巻もまた楽しみです。2024/02/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21764981
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす