小学館文庫<br> ザ・ロング・サイド

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小学館文庫
ザ・ロング・サイド

  • 著者名:ロバート・ベイリー【著】/吉野弘人【訳】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 小学館(2024/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784094071597

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内容説明

魂の弁護士ボー・シリーズ激アツの完結編!

 テネシー州プラスキ。ジャイルズ・カウンティ高校のアメリカンフットボール・チーム「ボブキャッツ」がライバル校を相手に歴史的な勝利を収め、試合後には地元の人気バンド「フィズ」がそのスタジアムでコンサートを行い町中が熱狂した夜――翌朝、バス置き場で遺体が見つかった。被害者はフィズのカリスマシンガー・ブリタニー。容疑者は、彼女の恋人で「ボブキャッツ」のスター選手オデル。現場に残された証拠はどれもオデルが犯人だと示していたが、彼は無実を主張し、彼が父親のように慕う弁護士ボーセフィスに弁護を依頼する。地元の黒人コミュニティは騒然とし、オデルをブリトニー殺害の犯人と敵視しはじめる。一年前に子どもたちの親権を取り戻し、やっと平穏な生活を手に入れたボーは、オデルの弁護は「間違った側(ザ・ロング・サイド)」に立つことではないかと逡巡する……。
「トム・マクマートリー」シリーズに続く法廷エンタメ「ボーセフィス・ヘインズ」シリーズ、激アツの完結編!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

78
どんな困難な状況でも絶対に何かやってくれるはずと思わせる作品「トム・マクマートリー」4部作に続く「ボーセフィス・ヘインズ」シリーズ完結編。息子T・Jの通う高校で起きた殺人事件は被害者も容疑者も有名な生徒で街をあげての騒動となる。手に入れた家庭を守るか、弁護を引き受けるか悩むボー。鉄の女ヘレン検事長のプライベートも複雑。前作で逃げおおせたアイツも事件に絡む。登場人物はほとんどが黒人で人種問題は表面に出てこない。法廷場面も多くない。それでも熱くて、手に力をこめ、息を止めて読んでしまった。良いシリーズだった。2024/02/18

23
一気読み♪夢中でした、先が読めずにヒリヒリと。ボーさんシリーズは完結とのこと、ちと残念です。教授〜のこのシリーズは、おススメです^ ^2024/03/24

stobe1904

19
【ボー・ヘインズシリーズ完結編】舞台はテネシー州プラスキ。歌手としてメジャーデビュー前のプリタニーがスクールバスの車内で殺害され、高校の同級生でフットボールの花形選手のオデルが逮捕される。刑事事件の弁護はしないと決めていたボーだが、目をかけていたオデルの逮捕に被告側弁護人として立ち上がろうとするが、その決断は『間違った側』に立つことなのか苦悩するが…。絶体絶命の状態からの反転はパターン化されているが、それでも緊迫感ありながら進行する展開は相変わらず熱く、力強い。新シリーズの翻訳も待ち遠しい。★★★★☆2024/04/19

kyoko

16
やっぱり面白かった。愛娘を殺され復讐したい思いと、真実が知りたいという思いは同じはずなのに誤ってしまうこともある。"The wrong side"の原題を見た時に真実の重さを深く思い知った。前作のヘレンに関するラストのどんでん返しもそのままにしておかないストーリーに作者の正義感を感じた。2024/03/11

koo

9
 ボーシリーズ最終作、地元の高校のフットボールのスター選手オデルが地元人気バンドボーカルの彼女ブリタニーを殺害した容疑で逮捕された事件がメインの作品。前作からの連続性が強い反面リックやパウエルは名前すら挙がらずヘレンは登場するものの前作からの流れで作品上うまく扱えてない印象でした。今作品はこれまで以上にボーのキャラも相まって熱い人間ドラマの色合いが濃く法廷シーンは60ページ程であっさりしていますがオーソドックスな反転もありうまく纏めたと思います。新シリーズも今から楽しみです。2024/03/11

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