内容説明
いじめをして退学になり、新しい学校に通いだしたジュリアンは、学校の宿題でおばあちゃんの子どものころの話を作文に書こうと思い立つ。おばあちゃんが語ってくれた少女時代の戦争の記憶は、ジュリアンの想像をはるかに超えたものだった――それは、身を斬られるように辛く、そしてなお、人の温もりを感じる物語だったのだ。
世界的ベストセラーになったR・J・パラシオ『ワンダー』のスピンオフ作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
美紀ちゃん
65
「ワンダー」のスピンオフ作品。転校した学校の宿題のためおばあちゃんに話を聞く。おばあちゃんが中学生くらいの時の話。ナチスから逃れるために恐ろしい体験をした。クラスメイトの男の子が命を助けてくれた。その両親がサラを(おばあちゃんの名前)かくまってくれた。戦争なので長い間納屋の屋根裏で藁の中に隠れて過ごしていた。辛い体験。みんな命懸け。命を助けてくれた男の子の名前はジュリアンという。恩人の名前を子供に名付けその名前は孫にも。由来を理解して孫ジュリアンはその名前に誇りを持って生きていけると思う。温かいラスト。2024/01/13
たまきら
40
あっジュリアンの話が出た!と読み友さんの感想を読んで気づき、取り寄せました。彼の名前の由来が、フランスの祖母との会話から丁寧に説明されていきます。今の子どもたちに、悲しい加害者と被害者の負の連鎖を学び、そして断ち切ってほしい…と強く願います。そのためにも学び続けたいと感じました。2024/05/23
わむう
33
「ワンダー」のスピンオフ。いじめっ子だったジュリアンが主人公です。オーガストをいじめたことが原因で転校した彼は、学校の宿題で祖父母の子どもの頃の話を聞くことに。ナチス占領下のフランスでユダヤ人への迫害が始まり、サラは足に障害を持つクラスメイトのトゥルトーに命からがら助けられる。家から離れた納屋で、一家から優しさと愛を受けながら暮らす。恋心が生まれお互いの気持ちに気づいた幸せの絶頂で、辛い出来事が。トゥルトーの本名はジュリアン。愛をくれたかけがえのない人の名前をもらったことに気づいたジュリアンの再生の物語。2024/03/20
Roko
29
いろんな悲しいことやつらいことがあって、でもサラは生きのびました。結婚して生まれた子どもに恩人との思い出のために「ジュリアン」と名付けました。そして、孫もジュリアンという名を継ぎました。あのジュリアンがいたからこそ、現代に生きるジュリアンは生まれたのです。お祖母ちゃんにとって、とてもつらい話だったけれど、でもジュリアンにとってとても大事な話を聞くことができました。これから彼は、お祖母ちゃんの想いを継ぐ人に生まれ変わっていくのでしょう。何よりも平和を守ろうとする人に。2025/03/02
青いうさぎ号
26
『ワンダー』のスピンオフ。障害のある同級生いじめる側だったジュリアンは転校する(『もうひとつのワンダー』も読みたい😊)。この本ではパリに住む父方の祖母・サラ(ユダヤ人)が体験したホロコーストを語る。オランダのアンネは家族と一緒だったがサラはたった一人。仲間外れにしていたクラスメイトの男の子の一家に匿われ生き延びた。鳥になって空をはばたき、どこへでも行き何でも見ることができるという想像力だけが彼女を支えた。しかし結末はいっそう悲惨…。孫息子へと平和への強い思いを伝えたサラ。多くの子供達にも伝わったはず。2024/02/05
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