内容説明
身寄りの無い大富豪・宮島勉とその秘書・田ノ倉良介はとんでもないゲームを思い付く。田ノ倉が見付けてくる赤の他人に一億円を進呈するのだ。条件は使いみちを報告することのみ。突然大金を手にした者の人生はどう変わっていくのか？ 大富豪と秘書はつぶさに見つめる。欲を抑えきれず迷走する人、見事に使い切る人……。悲喜こもごも、名手が描く一億円×5話の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
一華
21
身寄りのない大富豪・宮島と秘書の田ノ倉が思い付いたゲームとは、赤の他人に一億円を進呈し、その使い道を観察？すること！まぁ、いつの世も金持ちの考えることは突拍子もないものよね〜（苦笑）一億円を進呈された五人五様の物語。わたしなら「一億円」どう使おうかなぁ〜ふふふ…2024/07/17
大島ちかり
16
なかなか良いアイデアです。 一億円で変わる人生模様は面白いですもんね。一億円もらったら何に使うか想像してしまいます。2024/04/30
はと麦茶
10
一億円もらったらどうするか。考えても平凡なことしか浮かばない私には田ノ倉さんの審査は通らないな。2024/08/03
たっきー
10
2000年刊行の文文庫化。大富豪・宮島が秘書の田ノ倉に見つけさせた人物に一億円を与え、人生がどう変わっていくのかを楽しもうとする。一億円をもらった5人のストーリー。いきなりポンと大金が手に入ったら、人生は良くも悪くも変わってしまうだろうな。2024/07/27
st
6
一億円差し上げますと突然言われたら自分だったらどうしようかと考えを巡らせた。一億円という大金は、良くも悪くも人を変えてしまう魅惑の力がある。ただの紙の塊なのに時には人を殺める力も秘めている。2024/05/21
