講談社キャラクター文庫<br> 小説 ゲゲゲの鬼太郎 ~朱の音~

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講談社キャラクター文庫
小説 ゲゲゲの鬼太郎 ~朱の音~

  • ISBN:9784065184752

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内容説明

アニメに登場していない妖怪たちも大暴れする、オリジナル第二短編集。アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の脚本家チームがオリジナル短編を書き下ろした小説集です。大野木寛、金月龍之介、市川十億衛門とプロデューサー・永富大地という豪華アニメ制作陣が集結しました。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タリホー

7
前作に続き脚本・プロデューサー陣による5つの短編と間に挿入されたショートショート「鬼太郎の『だから言ったじゃないか』シリーズ」を収録した短編集。ネットゲームに巣くう殺人・自殺願望を描いた「怨ライン奇譚」に、ハードボイルドとしてのねずみ男とコン・ゲーム的展開が印象に残る「ねずみ男ハードボイルド」も良いが、現実と虚構の境を曖昧にしたメタフィクション「怪物マチコミ」が特に良かった。ラ・セーヌと陰摩羅鬼の外伝は大野木氏が本来書きたかった(であろう)物語で、特に陰摩羅鬼はそのテーマ性の重さに戦慄するかも。2020/03/25

リプリー

2
ゲゲゲの鬼太郎6期の放送を終えての小説版第2弾。 金月さん担当のお話はメタ構造ものが好きな身としては大変面白かった。 しかしながらやはりこれが僕の見たい鬼太郎だったのか、とは思う。 もちろんこのシリーズの制作者が誰よりも鬼太郎を愛し、他にはないシリーズを作ることに注力していたのは疑ってないし、好きな話、「西洋妖怪編」は何度も見返している。沢城さんの鬼太郎は言わずもがなで素晴らしい。 とまぁ、色々言いたいことはあるのだが、6期鬼太郎も素晴らしかった! 制作者さんありがとう!!2020/04/21

チャボ

0
金月さん担当の怪物マチコミがとてもおもしろかった。脚本家本人の日記というテイで進むメタネタで、淡々としているがグイグイ読ませる傑作で読み終わった後にゾワッとなる。6期鬼太郎の視聴途中だが、根底のテーマとして「人間の醜さ愚かさと、かすかな希望」があるのだろうなと感じさせられる。2024/03/02

ししゃも

0
水木の墓参りシーンがあるとの事で電子で購入しました。 毎年墓参りに行ってる描写があり嬉しかったです。 2024/02/05

ねこうさ✿

0
「怨ライン奇譚」最初は厨二っぽく、途中で鬼太郎が出てきたらコミカルになり、ほっとしたところへ人間の狂気。切り替えがいい。「ねずみ男ハードボイルド」半妖怪のねずみ男は、鬼太郎たちの前でバカやってないときは、こんな危ない橋を橋を渡っているんだなぁ、としみじみ。「怪物マチコミ」途中までは本当のことなのかも、と信じそうになる。どこまでが真実でどこからが虚構なのか分からなくなる。ラ・セーヌ外伝と陰摩羅鬼外伝はアニメと似てて違う。アニメよりも重い。2020/06/26

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