内容説明
アニメに登場していない妖怪たちが大暴れ。テレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の豪華脚本陣が中心となっておくる、オリジナル小説集です。アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の脚本家チームが中心となって、オリジナル短編を書き下ろした小説集です。大野木寛、井上亜樹子、山田瑞季とプロデューサー・永富大地という豪華アニメ制作陣が集結しました。
目次
骨女
貝稚児
ぬりかべ
3・11の獏
妖怪おとろし
みかん
名無しの詩
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
春風
12
原作アニメは2,3話程度をチラと観た程度だが、アニメでは表現できない事をやっているという噂を耳にして。期待していた短編『妖怪おとろし』が、まさしくそれであった。アニメ版鬼太郎では「おとろし」という名で知られる妖怪は「おどろおどろ」という名で登場する。本ノベルズの原作アニメである第6期鬼太郎でも「おどろおどろ」名義で、不死細胞を研究した遺伝学者が妖怪化してしまうという話で登場したようだ。そこでの「おとろし」の登場である。ほかにも、3.11を題材としたものがあったりと、半数はシリアスタッチな物語であった。2020/04/06
タリホー
10
現在放送中のアニメと同じ脚本家・プロデューサーによる、アニメではまだ描かれていない物語6編と「名無しの詩」を収録。恋愛系、ダークホラー系、ほのぼの系、という具合にテイストの異なる短編なので一気に読めた。「骨女」は普通にアニメとして放送出来るが、「貝稚児」「妖怪おとろし」は扱うネタや内容が日曜朝9時では到底無理なシロモノ(深夜アニメ枠ならギリいけるだろうが)。東日本大震災を扱った「3.11の獏」は震災当時テレビを見ていた記憶がよみがえった。2019/06/02
海恵 ふきる
9
『妖怪おとろし』は、大人も楽しめるダークな要素が目立つ第6期ならではのかなり攻めた展開で驚いた。たしかに妖怪とは、受け入れ難い現実を変形してひとまず処理するための概念という面も持ち合わせる存在であるのかもしれない。『ぬりかべ』は、普段寡黙なぬりかべ視点の意欲作。鬼太郎をめぐる複雑な気持ちや、自分の存在意義について悩むぬりかべを垣間見ることができてレア。その展開なら別に鬼太郎キャラを使わなくても成立するのでは?キャラ崩壊していないか?等疑問を抱かざるを得ないものも散見されたが、物語としては普通に面白かった。2022/09/06
高須力弥
4
収録作『3・11の貘』は題名を見ただけで、泣ける話だろうと予想しましたが、読んでみると予想通り涙が出てしまいました。2019/05/28
リプリー
3
好評放送中のアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」(6期)の小説版。オリジナルストーリーと言っても比較的期待値は低かった。しかし、それぞれ異なる魅力があり面白かった。 骨女は、第5期のろく子さん話を思い出したり…。原作の話が過去の出来事として語られるなどファンサービスも抜かりがないのはさすがだな、と。 「3.11の獏」はちょっとメッセージありき過ぎて好きじゃないかな…とはいえ当時の感情を思い出したりはしましたが…。2019/06/09
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