ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 内なる罪と光

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ハヤカワ・ミステリ文庫
内なる罪と光

  • ISBN:9784151859014

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内容説明

幼馴染のダニエルを殺し、自殺したジョナ。二人に何があったのか……。悲しみに沈む町に現れた謎の少女は妊娠しているようだった

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shun

34
ジャンルはミステリ小説ですが謎解き要素より精神の話という印象。幼馴染を殺してしまった少年は、遺書を遺し自ら死を選んだ。程なくして遺族の父親の元に謎の少女が現れ二人の奇妙な共同生活が始まるが、その先に何が待っているのだろうか。殺害された少年の父親がクエーカー教徒という点が珍しく、大きな悲しみに対して彼の行う救済の儀式や信条について丁寧に描かれています。邦題もその信仰と関連してつけられたようで、本作において”光”はひときわ印象的な描かれ方をしている。悲しみに打ちのめされた彼らの真摯な祈りに光は差すのだろうか。2024/03/12

20
厚かった^ ^、ちと苦手な空気で苦戦しました。色んな家族のお話しかな。2024/03/09

ハルト

9
読了:◯ 主人公のひとりエヴァンジェリンが、ティーンエイジャーで赤ん坊への愛ゆえだとしても、傲慢で人に当たるきつい性格なのが、ちょっとつらかった。宗教というのは、神を通して自分自身を見つめ直させるものだという認識があるのだけれど、息子を失ったアイザックの精神は疲れ切っており、それがもしかしたら孫かもしれない赤ん坊を宿した少女との共同生活で、徐々に精神を復調させていくさまに救いという光を見た。ミステリというよりも疑似家族ものといった体で700頁弱はちょっとつらかったかも。犬の愛がもっとも輝いていた。2024/03/13

bookman

3
お薦め度 ★★★★2024/04/07

ウ・トポス

0
これってミステリなんですかね、という困惑。 クエーカー教、ほんと謎すぎる、という感想。 アイザックの性格・性質そのものが、そもそもの原罪じゃなかったのかなー。2024/03/28

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