内容説明
外来植物の侵入・定着のメカニズムや、非農耕地での在来雑草の減少、昨今問題となっている耕地雑草の除草剤抵抗性など新たな雑草問題も含め、新しい雑草の生物学の基礎を学ぶ入門書。
目次
1 はじめに(雑草の定義;私たちの暮らしと雑草)
2 雑草の環境生理学(光に対する反応;水や栄養塩に対する反応;アレロパシーに対する反応)
3 雑草の生活史(さまざまな生育空間における生活史特性;生活環―栄養成長と繁殖;種子散布と発芽の生物学)
4 雑草の群落動態―侵入定着と生育型戦術(種の入れ換えメカニズム;農耕地の雑草群落;雑草群落の利用と保全)
5 撹乱条件下における雑草群落の反応(雑草の除草剤抵抗性生物型の進化;外来植物の侵入メカニズムとリスク評価)
著者等紹介
根本正之[ネモトマサユキ]
1946年東京都に生まれる。1978年東北大学大学院農学研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構特任研究員。農学博士
冨永達[トミナガトオル]
1955年京都府に生まれる。1980年京都大学大学院農学研究科修士課程修了。現在、京都大学大学院農学研究科教授。農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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