NHK出版新書<br> 「進歩」を疑う―なぜ私たちは発展しながら自滅へ向かうのか

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NHK出版新書
「進歩」を疑う―なぜ私たちは発展しながら自滅へ向かうのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140887479
  • NDC分類 139
  • Cコード C0210

出版社内容情報

今こそ世界の欺瞞に目を向けよ!

大規模気候変動、核戦争の危機、シンギュラリティの脅威、テクノ封建制……加速度的に発展しながら着実に破局へと突き進む人類は、本当に「進歩」しているのか? 無知と危機、怒りと陰謀が終わりなく循環し、明日も変わらぬ暮らしが続くことが人々の第一の関心事であるこの世界の本質を凝視せよ!世界を代表する現代思想の奇才が、加速主義から斎藤幸平の脱成長コミュニズム、映画『シビル・ウォー』や『PERFECT DAYS』までをも縦横無尽に議論の俎上に載せながら、これまで「進歩」の概念が覆い隠してきた欺瞞を暴き、地球規模の惨事に備えるための新たな連帯を構想する!


【目次】

内容説明

加速度的に発展しながら着実に破局へと突き進む人類は、真に進歩しているのか?明日も変わらぬ暮らしが続くことが人々の第一の関心事であるこの世界の本質と向き合い、今こそ歴史と未来をラディカルに問え!現代思想の世界的奇才が、斎藤幸平の「脱成長コミュニズム」から加速主義、理論物理学への参照や『オッペンハイマー』をはじめとする映画作品の批評に至るまで、あらゆる知見を動員しながら「進歩」の理念が覆い隠してきた欺瞞を暴き、地球規模の惨事に備える新たな連帯を構想する。

目次

第1章 進歩、この波乱に満ちた概念
第2章 「脱成長コミュニズム」は進歩か?
第3章 加速主義の基本的な弱点
第4章 ホログラフィックな歴史
第5章 人間は相対性の渦中にある
第6章 もっと悪いものにする
第7章 真の変革のための実践主義
第8章 忍び寄るアメリカ内戦
第9章 今は想像さえできない連帯のために
第10章 我々はバイオマスだ
第11章 世界の終わりはいかなるものか
第12章 破局は免れない、だから行動せよ

著者等紹介

ジジェク,スラヴォイ[ジジェク,スラヴォイ] [〓i〓ek,Slavoj]
1949年スロベニア生まれ。リュブリャナ大学社会学研究所教授。ラカン派精神分析の立場からヘーゲルの読み直しを行い、マルクス主義のイデオロギー理論を刷新。また、社会主義体制下のユーゴスラビアで反体制派知識人として民主化運動に加わるなど現実的な問題に対しても積極的な発言を行っている

早川健治[ハヤカワケンジ]
翻訳家。1989年生まれ。配信番組「フィネガンズ・ウェイクを読む」主催者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アンパッサン

2
まるで鬼滅の刃の「柱」たちだ。たとえそういう悲劇が待っていようとも、人智をつくして争わなくてはならんのだな。巷に広がるやっすいファシズムにも、自然環境にも。 マジョリティに流されてはならん。心地よい、キレの良い言質に飛びついてはならぬ。 あと、視界や実感、居場所への異質なイメージを提示してくれた。ぼんやりとだけど、そう受け取った。2025/07/31

遊動する旧石器人

1
2025年7月10日第1刷発行。『イデオロギーの崇高な対象』を読む前に読んでみたスラヴォイ・ジジェクの訳書。『「進歩」を疑う』という書題だが、おそらく人類が前に向かっているという状態ではなく、反復している状態をジジェク的に言及していると思われる。なので、終末は永遠に先延ばしにされる状態で、一向に訪れない。大きくは円環の中で構成されており、破滅もその構成の1つであるため、そこに向かうベクトルを否認(現実逃避)してしまえば、それに備えることも出来ない。発展しているように見えて、単純な円環的論理の籠の中の人間。2025/07/24

斉の管仲

1
ジジェクの本は面白いが、話が飛び過ぎていて、良くは理解出来ません。物事の本質は、そんなもんなんだろうけど。2025/07/22

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