中公文庫<br> 源氏供養(上) 新版

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中公文庫
源氏供養(上) 新版

  • 著者名:橋本治【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 中央公論新社(2024/01発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122074736

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内容説明

「源氏物語」は紫式部の〝復讐心〟から始まった――? 輝く美貌を持つ男・光源氏と女たちの恋物語に織り込まれた作者のたくらみとは? 『窯変 源氏物語』の著者が日本最古の長篇小説をひもとき、天才女性作家・紫式部の思考に迫るスリリングなエッセイ。座談会「物語の論理・〈性〉の論理」前篇(三田村雅子・河添房江・松井健児・橋本治)収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

46
源氏物語の見方が面白かったです。男性への復讐心で描いたというのが強烈でした。恋物語を男性目線で見た源氏物語のエッセイと言えますね。下巻も読みます。2024/05/12

LUNE MER

13
同著者の「窯変源氏物語」を既読であれば、その創作秘話とも言うべきエピソードや原典への考察に触れることができる本書の面白さは増す。既読でなくとも、独自の考察は本当に面白く、他の研究者や作家達の考察と比較すると相違点は様々あろうし、源氏物語の愛読者個々が抱く作品世界と合う合わないもあると思うが、深い知見に裏打ちされた源氏物語の考察はそれ自身が興味深い作品となる。自分にとっての源氏物語をこのレベルで誰かと語り合うためにはどれだけ深く原典を読み込まねばならぬことやら。無理だ…2024/02/14

眉毛ごもら

3
三十年以上前の男性の視点から見た源氏物語のエッセイ。男は空虚で女は頼りないが弘徽殿の女御が例外的に雄々しいとか。空蝉のところの小君はともかく紅梅ちゃんもアッー!だった可能性、頭中将だけじゃなくて桐壺帝も朱雀帝も源氏の君LOVEだったろとか濃いのである。これ著された時はBLという言葉がなかったので女学生の同性愛趣味とかいうなんかお耽美な呼び方されてワロタ。小右記同時代記録の話が最後におまけで載ってる対談以外あまり出てこないのは現在からするとレアかも。全部が全部同意できるわけではないが面白い視点が多かった。2024/03/08

satooko

2
登場人物の年齢についての考察など、今まで何となく思っていたものと違っているのが新鮮。やはり源氏物語の内容より、紫式部のすごさを指摘しているのも大いにうなづく。2024/11/25

ぺこら

0
源氏は橋本治の『窯変』で読んだので懐かしい。神奈川文学館の橋本治展にも行く予定。2024/03/28

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