内容説明
「環境」「貧困」「テクノロジー」「ジェンダー」を軸に,経済学・政治学・法学・社会学のそれぞれの特色,着眼点,アプローチの仕方,問題意識を伝える。文系学部への進学を考える高校生,現代社会の課題と向き合うヒントを得たい読者に。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
venturingbeyond
27
高校公民科の教員の立場からすると、高校までに生徒が内面化している地公科の各科目のイメージを突き崩し、多くの生徒が大学で専攻する社会科学諸学のディシプリンに架橋していくことは大きな課題なのだが、地方公立校ではこの部分に活用可能なリソースを大きく欠いており、生徒の進路選択上で大きなハンディキャップとなっている。本書は、序論で経済学・政治学・法学・社会学それぞれのディシプリンの特徴を概観した上で、環境・貧困・テクノロジー・ジェンダーというテーマへのアプローチの違いを簡潔に示してくれる。痒い所に手が届く良書。2023/09/06
りょうみや
20
社会科学と呼ばれる中の経済学、政治学、法学、社会学の4つの観点から各概要から始まり環境、貧困、テクノロジー、ジェンダーについて解説。すなわち4X5=20人の執筆者による盛りだくさんの内容。各分野を学ぶと具体的にどう役立つかなどもあり一番は進路を考えている高校生向けなのだが、なかなか骨のある内容だった。2023/10/27
飯田真人
3
政治学、経済学、法学、社会学といった社会科学の代表的な学問によって、環境、貧困、テクノロジー、ジェンダーの問題について読み解いていくといった内容。社会科学の大まかなイメージと、それらの学問がいかに社会と関わっていて、異なる社会課題の解決のアプローチをとっているのかが具体的にわかる。2024/05/30
amanatu_siranui
2
政治、経済、法学、社会分野それぞれの専門家がテーマに沿ってそれぞれの切り口で問題の提起をしていて面白かった。章末に参考書籍が載っているのも良い。2024/06/30
たかぴ
2
章、筆者によってかなり筆力、データの取り方、結論への結び方など力の差が目立つかな。あまりに色々と偏りが目立つかも。2023/08/21
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