内容説明
日本の長寿の研究を契機に、寿命には栄養と運動以外に大きな影響を与える要素があることを発見した著者が、
その元凶「エイジズム=年齢差別」が個々の健康に与える影響ととその改善の方法を解明。
序 アメリカと日本を行き来して考えたこと
第1章 私たちの頭の中にあるイメージ
第2章 老年期の脳の解剖学
第3章 高齢でも速い:高齢者の運動機能
第4章 たくましい脳:遺伝子が運命ではない
第5章 人生後半における精神的成熟
第6章 7.5 歳長生きする
第7章 昼には見えない星:高齢者の創造性と感性
第8章 タコの足のようにはびこるエイジズム
第9章 個々の年齢解放:こころを自由にする方法
第10章 社会的年齢解放:新しい社会の動き
あとがき エイジズムのない町
付録1 ポジティブな年齢観を高めるABCメソッド
付録2 ネガティブな年齢固定観念の偽りを暴く攻撃手段
付録3 構造的エイジズムを終わらせる呼びかけ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsubun1000mg
15
「老化のプログラムを書き換える」というタイトルは書かれている内容とはちょっと違った感じ。 「アメリカ社会の年齢に対する固定概念を打ち破り、より長く健康に生きる」というサブタイルのほうがより合っている。 高齢者に対するマイナスのイメージを「エイジング」と定義して、みずからだけではなく社会やメディアも変えていこうという考え方は理解できる。 日本でもタモリ、さんまさん、高橋英樹さんなど芸能人の活躍で高齢者に対する印象は変わってきていると思う。 ポジティブな年齢感の人は7.5歳長生きするというデータは興味深い。2024/04/18
Sosseki
2
日本を褒めていたが、褒められる程ではないと思うが、アメリカでは、高齢者が冷遇されているようだ。確かに老化に対する拒否感は日本以上かもと感じられた。 高齢になることは、知的、精神的、体力的、想像力的にも必ず劣るものではなく、向上する能力もあるし、何より高齢化を否定的に捉えないことで健康が保たれるという要旨。高齢者に対する偏見(エイジズム)に気づくことと、治していくことについても書かれていた。気持ちが与える影響は遺伝より大きいかも!多少冗長だった。2024/05/18
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