手からこころへ

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  • サイズ B6判/ページ数 275p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784759308358
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0095

目次

手の味・こころの味(移り香―金柑;私の春 ほか)
伝える喜び(野性のちから―七草粥;寒の風がつくる味―お鏡さん ほか)
心を耕す(夏の心尽くし―焼きみそ;味の決め手―夏料理 ほか)
私のむだなし考(焦点―卵巻き;余熱 ほか)

著者等紹介

辰巳芳子[タツミヨシコ]
1924年、東京生まれ。料理家、随筆家。聖心女子学院卒業。料理研究家の草分け的存在だった母・辰巳浜子の傍らで日本の家庭料理を体得。また、シェフ数人について洋風料理を長く学ぶ。雑誌やテレビなどで料理を発表するのみならず、日本の食文化を世界のそれと比較してとらえる視点や、食といのちのかかわりへの深い洞察をもって積極的に発言している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オカピー

11
お母様も料理家で、幼いころから教わったことが代々伝わっている。心を込めて手をかけて料理を作るということを後世にも伝えていく姿が素晴らしい。素材にしても可能な限り自然の、季節の旬の野菜などを使ってその素材のおいしさを最大限生かす工夫は凄い。食というのは人間の体を作っていくものというのを改めて感じた。後は、自分の現在の置かれた環境の中で、安易な食品に頼りすぎず、時間をうまく使って、がんばりすぎずに料理を作っていくことと思います。2025/03/24

高橋直也

3
辰巳先生のお話は毎朝の鰹節を削るシュッシュッというリズムのように生活のなかで聞こえてくる四季折々の詩のようなものです。ちょっとお袋の小言になったり、誉め言葉になったり、温かく気持ちの良いものですね。2013/06/02

shin

0
すごい方なのだろうけれど、幼子のような印象を受ける。手を動かし続けながらもずっとにこにこと微笑んでいる、何かに夢中な童子の横顔を彷彿とさせる。「なんでもないことは麗々しいことより難しく、ごまかしのきかぬところがある。大方の学問が自明な現象を考えなおすところから端を発するように、食の周辺においても同様のことがいえるのではないだろうか。」学問を少し囓った身としては、参りました、と平伏せざるをえない。2015/07/28

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