粛清新選組 2

著者名：荒木俊明【作】/和夏弘雨【画】

日本文芸社（2024/01発売）

• ISBN：9784537147582

内容説明

規律や士道に反した異分子は許すまじーー幕末で名を馳せた「新選組」に、確かに存在した血みどろの暗部……！！
隊内の秩序維持のために内部粛清の役目を担う、監察方の山崎丞と林信太郎。
ふたりの目を通して明らかとなる断罪の顛末とは……！？
新選組隊士の最期を紐解く、漆黒の粛清録！！！
【粛清目録】松井竜三郎　越後三郎　松永主計　松原忠司
佐々木愛次郎　佐伯又三郎　新見錦　田中伊織　芹沢鴨　等々

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Die-Go]

新選組隊士の死の影に曰くあり。 そこには必ず監察方･山崎丞の姿があった。面白い解釈と人物造形で楽しめたが、ここで終わりかと少し残念。まだネタはあったと思うのだが。 ★★★★☆

2024/02/11

[やすとみくろ]

完結。解釈がおもしろい作品だった。特に今巻で焦点が当たった隊士は、粛清された隊士の中では有名所ばかり。伝わっている話は知っている人も多いと思われるが、そのままではなく、上手くハズした話になっていると思う。山崎と林が従兄弟であったというのは、他人物の混同等あり、ほぼ誤りだと推定されているが、作品的にそれを採用するのもなかなか面白い。 作画は上手いのだが、表情がよく変わるのは個性だとしても、もう少し人物の描き分けに気を使って安定させた方が読みやすくなったのかな？とは思った。

2024/02/02