内容説明
陰陽道を用いたよろず相談所「いろは堂」を営む江戸の青年・晴亮は、真面目な反面、要領の悪い自分にコンプレックスを抱いていた。ある日平安時代から思いがけずタイムスリップしてきた武士・虎丸に出会い、彼とともに美しくも邪悪な鬼・霞童子の討伐に乗り出すことに。あやかし絡みの事件を解決するなか、晴亮は怖いもの知らずの虎丸に振り回されて……? お人好しな陰陽師と精悍な武士が、鬼を追って江戸の世を駆けめぐる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
❁Lei❁
13
装画が睦月ムンクさんだったので、表紙買い。舞台は江戸時代。安倍晴明の血を引く陰陽師・晴亮のもとに、平安時代の武士・虎丸がタイムスリップし、二人で妖怪・霞童子の退治を目指す物語です。各話に一筋縄ではいかない仕掛けがあり、楽しく読むことができました。おそらくシリーズ化されると思うので、臆病すぎる陰陽師に豪放磊落な武士のでこぼこコンビの行末を、これからも見守っていきたいです。2024/02/05
あずとも
9
江戸の陰陽師、晴亮と平安時代からタイムスリップしてきた武士の虎丸が同じく平安時代からきた邪悪な鬼・霞童子の討伐に2人で乗り出す。面白かった。決着は一応ついた感じだけれどシリーズ化しないかな。2024/02/07
へへろ~本舗
4
陰陽師とタイムスリップしてきた武士の妖怪退治バディ物。2024/02/20
sion
4
何も解決しなかった。 序盤の自分の符に少し自信がつくまでの話って感じ。2024/02/19
桜城誠
2
弱虫陰陽師が平安の時代から来た武士と協力して妖怪退治をする話。作者の別作品、あやかし斬りの多聞がさらっと出てきてニヤリとする。妖怪退治物語が数話、がテンポよく書かれていて読みやすい。キャラも魅力的。ただ、主人公の晴亮が後半クソムーブをかましまくるお陰でちょっとイライラする。続刊ありそうなので期待して待つ。2024/04/22