創元推理文庫 有名すぎて尾行ができない

著者名：クイーム・マクドネル【著】/青木悦子【訳】

東京創元社（2024/02発売）

• ISBN：9784488165055

内容説明

平凡すぎる顔が原因で命を狙われたポールは、8か月後の今も人生の危機に直面している。恋人のブリジット、元警官のバニーと探偵事務所を始めるつもりが、ブリジットとは喧嘩中、バニーは失踪中。そこへ謎の美女が依頼に訪れる。彼女は裁判中の不動産開発詐欺事件の被告3人組のひとりの愛人で、その男の浮気調査をしてほしいと言う。ポールは依頼を引き受けたが、相手を尾行しては見失っているうちに、別の被告人が殺され、またも殺人事件に巻きこまれ……。奇妙な依頼との関連は？　バニーの行方は？　大好評のノンストップ・ミステリ第2弾！／解説＝温水ゆかり

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[yukaring]

平凡すぎる顔が特徴のポールによるユーモアミステリ第2弾。恋人ブリジットと元警官バーニーと探偵事務所を立ち上げることになったポール。しかし彼の浮気が原因でブリジットに振られバーニーは行方不明。そして探偵免許の取得のために5日以内に3千ユーロを払わなければならない。そんな彼の元に依頼人第1号がやって来る。依頼は裁判中の有名な詐欺師を尾行することだったがなぜか殺人事件に巻き込まれ…。今回もポールと友人のフィルの緩くて惚けたやり取りや新キャラの飼い犬マギーとのドタバタ喜劇に思わずニヤリ。軽いテンポで楽しめる物語。

2024/03/25

[ハスゴン]

誰かも指摘しているが、キャラクターはいいのだが無駄にダラダラと読みにくいです。

2025/05/15

[み]

やや苦戦…。過去と現在が、すんなり読めず。登場人物も多めだったからかなぁ。残り2割くらいからは、一気に加速して楽しみました♪今作で登場した四足のマギーちゃん、ポールと仲良くしてあげて欲しいです。

2025/07/14

[キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん]

何という頼りない探偵だろう。主人公のポールは恋人のブリジットと元警官のバニーと探偵事務所を開くが、この二人がのっけからいないのである。そしてもっと頼りないフィルという青年を助手にして、尾行の仕事を、引き受けるが、もう何もかもが全然上手く行かない。 新しい相棒、ジャーマンシェパードのマギーを連れ歩くが、主人のポールを小馬鹿にしてるので、言うことを聞かない。それでも、マギーの機転や働きで何とか話は進む。次も読む。、

2025/08/11

[ニッキー]

読破するのに時間がかかってしまった。 終わってみれば、面白いストーリーだったが、最初は何がなんだが分からない。 訳の分からない犬まで登場する。3人組の一人は最初から行方不明。 さて、概要は分かったので、第一作に戻ってみよう。

2024/08/10