幻冬舎文庫<br> [新装版]血と骨(下)

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幻冬舎文庫
[新装版]血と骨(下)

  • 著者名:梁石日【著】
  • 価格 ¥826(本体¥751)
  • 幻冬舎(2024/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344433533

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内容説明

敗戦後の混乱の中、金俊平は自らの蒲鉾工場を立ち上げ、大成功した。妾も作るが、半年間の闘病生活を強いられ、工場を閉鎖し、高利貸しに転身する。金俊平は容赦ない取り立てでさらに大金を得るが、それは絶頂にして、奈落への疾走の始まりだった……。〝怪物?と呼ばれた男の業を描き、全選考委員の圧倒的な支持を得た第11回山本周五郎賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

92
下巻に入っても、金俊平の凶暴な生き方は続く。凄まじいばかりの暴力と自己中心的 生き方は 破壊的に周りの全てを壊していく。 金と酒と暴力に生きた金俊平の姿は 昭和の在日朝鮮人たちの底辺を描いたものなのだろうか?その影に生きた英姫などの儚い人生が心に残る、そんな印象の作品だった。 2024/03/02

たくじぃ

7
血と骨。上下巻、読了。ブックオフ。 ヤンソギルの死去ニュースを見て「今しかない」と再読した2冊。 蒲鉾工場の立ち上げが物語の前のほうにあったと記憶していたのですが、物語の後半でしたね。 暴力と欲望にまみれた主人公。戦争。疎開。空襲。強姦。暴動。 救いのない物語のヒロインはなんといっても英姫です。作者のお母さんがモデルらしいですね。 故人のご冥福をお祈りいたします。素晴らしい物語をありがとう。2024/09/26

はる

6
相変わらずの欲と暴力で生きている。「凄まじい」の一言である。また周囲の人間も耐えたというか受け入れたというか。それは時代と民族性からくるものなの?   孤独な金俊平ではあるが、その一生を通して高信義との関係は続くのが不思議というか人間関係の妙というものなのか。年とともに衰え(疾病もあり)暴力も通じなくなり哀れをさそう。 「血縁という暴力」の表現が出てくるが、描かれた朝鮮の文化そのものという事か。 成漢は親父と決別し自らの人生を歩み始めているが、「血縁という暴力」に悩まされ生きていくことになるんでしょうね。2026/06/07

大麦麦芽

5
 無敵と思われた金俊平の体力も限りが見え始め、成漢の成長に不安を覚えるようになる。「血は母より受け継ぎ、骨は父より受け継ぐ」骨のほうが重要というような意味合いで解釈したが、英姫の能力が高すぎてとてもそのようには思えなかった。2024/05/01

a

4
壮絶な一生。 成漢は自分を責めてたけど、まあそうなるのも仕方ないと思うので気にしないで自分の人生を生きていってほしい。 情は人のためならず、とはこのことかな。 ピンチに陥ったときに助けてくれる人もいたかもしれないのに。2025/04/12

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