内容説明
銀河大帝国――人類が生息可能な惑星のある宙域の7割を国土としている大国でジョン・ウーゾス
は、傭兵を生業としていた。
「オタク」「モブ」を自認している彼は「分不相応・役者不足・身の程を弁える」をモットーにし、とある絵画に端を発する貴族同士の利権戦争をひっそりと乗り切った。
そして日常に戻ったウーゾスは、またぞろ細々とした依頼をこなしていくのだが――。
「お前なんかより俺は強いんだ! 勝負しろ!」「お前……傭兵としてのプライドはないのか?」
勝手に自滅した主人公キャラに絡まれたり。
「あの腕で、どうして今の階級に留まるんだ?」「ウーゾスの技術ならこなせそうだけど……」
目立たぬようひっそりと、しかし確実に任務をこなし続けていたら、ウーゾスの名はさらに傭兵の間に広まることになり……!?
実は超有能なモブ傭兵による、無自覚爽快スペースファンタジー。第2幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
16
1巻から4巻まで一気に読んだが、物語に起伏が無くて印象に残らない。だが面白い。でも印象が残らないからまた読んでしまう。恐ろしいまでに時間を消費させられてしまう。この巻では、おっさん受付が休暇の間、男の娘な受付が登場してウザい傭兵から絡まれるお約束あり。2025/03/06
なぎ
5
シリーズ2冊目。今回も目立たぬように行動しながらも、着実に仕事をこなしていくウーゾスの仕事のスタイルに好感が持てた。何かと突っかかってくる若造が目障りだったけど、新キャラのアルフォンスに癒やされたのでよしとする。きちんと公平に仕事をするという意味ではウーゾスに似てますね。欲を言うならもう少しスクーナの活躍があったら嬉しかったかな。心を許せる友人がいて、分かる人にはきちんと実力を認められていて、何だかんだいいつつウーゾスさん充実した人生送っているような···。この調子で次巻も期待しています。 2024/02/01
尚侍
5
物語的には面白かったんですが、もう少し物語に起伏があってもいいのではないかなと思いました。このタイトルでこの展開であれば看板に偽りなしなので、そういう意味ではしっかり描かれているものの、桃太郎は鬼ヶ島に鬼退治に行くから面白いのであって、そこに至るまでの日常が面白いかとなると微妙なところで、作品としては良く描けていると思いますが、せめて初巻程度の起伏はあってもよかったのではないかなと思います。2024/02/01
マスクX
1
ジョンの知名度はあまり変わらない様子。タイトル通りの弁え思考。傭兵としての仕事から多生のトラブルはあるものの前にでないため大きな事件には繋がらず、ほとんど因縁つけてくるチンピラ貴族の対応とかでした。縁の下の実力者らしく確実に仕事していく姿勢は高評価。疑問なのはロスヴァイゼが勧誘でもないのないのに、連絡をとってくるのか。2024/04/20
Junta
0
★★★★★ オタデブではあるが、仕事はきっちりこなすところが職人のようで好み。男の娘の受付が登場したり、ロスヴァイセが三次元の身体を手に入れようとしたり、イベントも沢山。今後も期待。続きが楽しみである。2024/03/07