内容説明
『お隣さんってば料理上手のイケメンだけど、すごく面倒くさい』
二人の出会いは最悪だった――。
隣室の萱代が振る舞ったのは、感動を覚えるほど美味しいパスタ。
「ワタシだって料理ができる!」
料理の腕を証明したくて百合子もパスタをご馳走するのだが……。
「これはローマ人に対する冒涜だ」
辛辣すぎる感想と圧倒的な料理の蘊蓄に打ちのめされてしまう。
それでもやっぱり美味しいパスタを作りたい! そこで百合子が萱代に願いでたこととは……!?
感動のパスタに出会ったズボラ女子が、再び料理にいどむ物語。
※特典として、書き下ろし特別掌編【バターと未読と青い深皿】を収録しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
75
最後の章になって、海原雄山が出てきた!?と思って、あとがきを読んだら、美味しんぼのことを作家さんご本人が書いていました(笑)でも、栗田さんより、主人公の百合子の方が私は好きだなと思いました。次も読みたいと思いました。2024/04/01
コットン
74
昔のオフ会での人気者さんがリアル作家さんとして帰ってきた!。嬉しいですね。内容はライトなお料理小説でドタバタとする百合ちゃんのキャラと、パスタ料理の上手い蘊蓄好きな萱代さんの組み合わせが何とも微笑ましい。そして蘊蓄が絶妙にストーリーに絡む自然さが特に良いです。最後は親子料理対決で盛り上がります。パスタ料理が俄然食べたくなってくる〜。2024/01/25
とりあえず…
19
知人の本というのは、読み始めがなかなか入りづらいもんなんですね。なんだかアレコレ気になりソワソワしちゃって、まるで参観日の親の心地。いや!こんなパスタオタクを生んだ覚えはないんですけども。それはさておき…。パスタをはじめ食べ物がとにかく丁寧に描写されてて美味しそう!蘊蓄は確かに長い。長いけどもこの小説の肝でもあると思うので気にはならない。ただし、呪文は全く覚えられない。失礼ながら、思ったことありのままに書きますね。気になるのは女性の描き方。百合子はアラサーにしちゃ随分とお子様。→コメントに続く2024/02/12
荒川叶
19
パスタの種類は多く、また背景に様々な想いや現地ならではの食材工夫がされているのがよくわかる。美味しいパスタが食べたくなる!2024/02/04
碧海いお
13
題名の通りにパスタをはじめとするイタリア料理を作る話。小説というより漫画みたいだなと思っていたら、あとがきに美味しんぼをはじめとする料理漫画のタイトルが書かれていた。 暫くパスタも食べていないですね。食べてみたくなる本。 打ち切りの漫画みたいな終わり方だったので続きを出してほしい。2024/06/11
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