内容説明
身の安全を守るには、確かな知識が必要だ!
私たちが暮らす日本は、四季に恵まれ、海の恵み、山の幸にあふれています。
一方で、近年、毎年のように起こるのが「自然災害」です。
短時間の大雨が極端だったり、気温が異常に高い日が続いたり、
「異常気象」と呼べるような気候が一般化しつつあります。
また、もともと地震や噴火が頻発する環境にあるのが日本という場所でもあります。
このように、日本のよいところと悪いところは、表裏一体となっている、といえるでしょう。
だからこそ知っておきたいのが「地学」の知識です。
本書では、「気象災害」のしくみ、「地震」のしくみ、「噴火」のしくみを取り上げ、
身近にあふれる自然災害についての知識とその対策法を盛り込みました。
いざという時に大事になるのが、確かな知識です。
原理を知って、正しく恐れるために、ぜひ本書で学んでみてください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
3
気象災害にあふれる日本:日本の天気の特徴と気象災害 ゲリラ豪雨と集中豪雨の違いって何? 線状降水帯 地盤のゆるみ 高潮と異常潮位 自然のゆらぎ ゆれる!地震大国:多発する日本列島の地震災害 震度とマグニチュードの違いって何? プレート 活断層 緊急地震速報 本震と余震 地震雲 液状化現象 地盤のよしあし 津波発生3条件 火を噴く!火山列島:火山にあふれる日本列島と火山災害 マグマが噴火するしくみ 破局噴火 火山灰 命を守る!災害対策:自然災害への最低限の備え ハザードマップの活用法 パニック対策 2021/11/04
卓ちゃん
1
自然災害の仕組みなどがよくわかった。よく知らなかったが、火山灰は、何かの燃えかす(灰)ではなく、マグマが急冷してできた火山ガラスの破片であり、溶けてなくなることがないので、火山灰を吸い込んでしまったら、肺の中にとどまり呼吸困難や肺気腫などを発症するそうだ。それに、もしフロントガラスのワイパーを使用したら、ガラスでガラスをこすることになり、フロントガラスは、すりガラスのようになってしまうそうだ。2021/11/11
mori
0
世界の地震の10%、火山活動の7~8%を占めるなど、日本は国土が小さいのに様々な災害が起きている、起きやすい地形なのだ。ということが分かった。 100年以上も前の余震が、現在も続いている。地球規模で見たとき、今という時間が本当に一瞬なのだな。ということを改めて理解した。2022/05/21
JITSUMAI
0
豪雨、台風、雪崩、雷、地震、火山などの災害について詳しい説明がされている。理科の教科書みたいで内容は結構硬め。2022/02/16
りんこ
0
必要な情報がまとめられている感じ。 災害を知るには、天気、地理、土地の歴史を理解する必要があるなと思う。2021/12/12