戦国時代論

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戦国時代論

  • 著者名:勝俣鎮夫
  • 価格 ¥5,500(本体¥5,000)
  • 岩波書店(2023/12発売)
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  • ISBN:9784000029971

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内容説明

日本社会はいま歴史上戦国期いらいの大変動を経つつあるという.では,近代日本の出発点に位置づけられる戦国期とはどんな時代であったのか.民衆の台頭,国民国家の形成,民衆自身による強固な共同体としての村や町の成立,呪術的社会から合理的観念が支配する社会への移行など,転換期としての戦国社会の諸相を描き出す.

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目次

はじめに――転換期としての戦国時代
第Ⅰ部 国民国家の形成
第一章 戦国大名「国家」の成立
はじめに
一 下剋上の時代
二 戦国大名と「国家」の形成
三 戦国大名の領国支配体制
四 倭寇的世界
第二章 人掃令について――豊臣政権の国家構想と関連して――
一 人掃令の「発見」
二 人掃令と御前帳
結びにかえて
第Ⅱ部 惣村の成立
第一章 戦国時代の村落――和泉国入山田村・日根野村を中心に――
はじめに
一 村請制の成立
二 村の自立と家役
三 領主と村
第二章 惣村菅浦の成立
一 公界としての共同体
二 惣村菅浦の形成過程
三 公界としての所の形成
四 惣村成立の記念碑
第Ⅲ部 戦国時代の地域
第一章 戦国時代東国の地域年号について
はじめに
一 常在寺衆年代記の編纂と福徳二年
二 地域年号と三島暦
結びにかえて
第二章 戦国時代の美濃
一 応仁・文明の乱と斎藤妙椿
二 土岐・斎藤氏の衰退と長井氏
三 斎藤道三と稲葉山城
第Ⅳ部 聖と俗のはざま
第一章 説経「さんせう太夫」の構造――聖と俗の時空――
第二章 交換と所有の観念
はじめに
一 市と交換
二 徳政令と売買・質入れ
〈補論〉 下地の被官について
第三章 「落ス」考
第四章 中世の海賊とその終焉
あとがき
初出一覧

感想・レビュー

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陽香

0
199611112016/07/16

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