水歌通信

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水歌通信

  • 著者名:くどうれいん/東直子
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 左右社(2023/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784865283945

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内容説明

垂直のガラスを蛸があるいてる雨つよくふる都市のどこかに(東直子)

柳の葉は撫でることしかできなくて小川の街でだれを愛すの(くどうれいん)

結婚を打診されるも、かつての恋人の存在が心にひっかかり、素直に喜べないみつき。
同じ街を浮遊しながら思考する謎の存在・ミメイ。
ひとつの街にふたつの意識が浮かび上がり、淡く交信しながら進む物語。



【著者コメント】
東さんと日常を交信するようにはじめた短歌のやり取りは、次第にわたしの人生を離陸してまったく別の「みつき」の人生になりました。書き終えたいま、雨が降ると、わたしのところへもミメイが来ているような気配がします。(くどうれいん)

くどうさんと言葉を空に放って心を分け合っていたら、遠くにいるのにすぐそばにいるような、近づくことのできないところを浮遊しているような、とけあうような心地になりました。えもいわれぬ体験でしたが、その世界の人たちと時々目が合ってドキドキしました。(東直子)

目次

1 雨つよくふる都市のどこかに
2 なんでもつがい
3 どこにも戻るつもりはないな
4 Choice is yours
5 必ず君のいる夏の