新潮選書<br> 死にかた論

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新潮選書
死にかた論

  • 佐伯 啓思【著】
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  • サイズ B6変判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106038662
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C0395

出版社内容情報

日本人は「死」にどう向き合うべきなのか。西洋との違い、仏教の影響、私たちの古層にある死生観――社会思想の大家による渾身の論考

内容説明

七十歳を過ぎた稀代の思想家が、自らのこととして死と向き合った。欧米の、「生きること」だけに価値を置く「生命尊重主義」では、とてもじゃないが穏やかに死ねない。ヒントは古からの日本人の死生観にあるにちがいない。自然信仰を探り、日本仏教の「死と生」の関係を見る。西洋とはまったく違う「死にかた」を知った時、私たちは少しばかり安心して旅立てる。

目次

第1章 安楽死という難問
第2章 安楽死と「あいまいさ」
第3章 「死」が「生」を支える
第4章 日本人の「魂」の行方
第5章 仏教の死生観とは何か
第6章 道元の「仏性」論
第7章 「生と死の間」にあるもの
第8章 「死」とは最後の「生」である

著者等紹介

佐伯啓思[サエキケイシ]
1949(昭和24)年、奈良県生まれ。社会思想家。京都大学名誉教授。京都大学こころの未来研究センター特任教授。東京大学経済学部卒。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。2007年正論大賞。『隠された思考』(サントリー学芸賞)など著作多数。雑誌「ひらく」監修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

79
前作の「死と生」が「死にかた論」として飛躍的に深化した。死と生を二項対立的に捉える西洋文化に対し、日本人の死生論を突き詰める。人の霊が神として「隠れた世界」に存続する日本の伝統的な死生観に対し、生を「苦」と断じるブッダの仏教。そんな対照的な両者を「一切衆生、悉有仏性」の大乗仏教が橋渡しする。仏性を前提とした場合、生死一如が永遠の霊性を肯定し、その極致に道元の修証一等を発見する。「日本人の死生観」という一般論を超えて、七十歳を過ぎた佐伯先生が、自分の問題として、悩み考え抜く姿に心を揺さぶられる。いい本だ。2021/07/04

tamami

44
本書冒頭著者は、「この何年か、漠然と『死』についてあれこれと考えている。」と記し、今日何かと話題となる「安楽死」が抱える矛盾から論を展開、その後日本人本来の死生観や仏教の根本にある「覚り」のあり方について触れていく。そして、近代主義的な合理性のもと、自らを縛り付けるかのような現代の「死」のあり方に対して、これら文化のなかに伝えられてきた「目には見えない価値観」に寄りかかることを勧める。本書を読み進めるうちに、筆者が最近体験した出来事を顧みて、全く他人事とは思えなくなり、一行一行が心に染み入るものとなった。2021/06/02

Asakura Arata

2
死んだあとは無になるのがよいなあ。輪廻転生とか言ってまた何らかの生き物に生まれ変わるのは嫌だなあ。自分としては「死」は自分を構成する分子の解散だと思っている。意識がどうなるかは今後の課題だが、だぶん意識は自らの作り上げた幻想なのだろう。2021/06/02

Go Extreme

1
安楽死という難問: 家族だけはダメなんだよ 日本の家族主義 確定していない近代社会の死生観 安楽死と「あいまいさ」: 安楽死の容認 尊重とは何か ひとつの答えはない 「死」が「生」を支える: 水面の月 日本人の「魂」の行方: 無駄な問いが気になる者 死は救済なのか 万象を貫く根源的な生命 仏教の死生観とは何か: 確かな実体など存在しない 縁起・無自性・空 道元の「仏性」論: 生も死も同じ 一瞬一瞬が修行 生と死の間にあるもの: 生もよし、死もよし 「死」とは最後の「生」である: 人間だけが死ぬことができる2022/01/26

Taksejimo

1
日本の死生観を簡潔に述べれば「日々の中で、その時その時の生を充実させれば、もはや生死に拘る必要はない。生への執着は薄れ、死は時が訪れれば向こうからやってくるだかだ」となるそうである。2021/10/31

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