内容説明
優雅だけれど冷たくて傲慢なドクター。そんな彼に恋なんてしないはずが……。
父の遺言が明かされ、看護師のユーフィーミアは衝撃を受けた。父はこの住み慣れた愛する家を担保に借金をしていたのだ。悩んだ末、ユーフィーミアは家を人に貸すことにした。家賃収入を借金の返済に充てれば、大切な家を手放さずにすむから。だがようやく見つかった借り手は思いもよらない人物だった――父の治療を巡って激しく対立したドクター・ファン・ディードレイク!一分の隙もない身なりをした、冷淡、傲慢、無礼、尊大なオランダ人だ。とはいえ、契約さえ交わしてしまえば顔を合わせることもないはず。ユーフィーミアのそんな期待は、ほどなく裏切られるのだった……。
■「僕は近々結婚するつもりだから」オランダに家を持ってはいるが、イギリスにも欲しいと言って家を借りたドクター・ファン・ディードレイク。一方、既婚者とばかり思っていた彼がまだ独身だと知り、ユーフィーミアは彼の婚約者はどんな人だろうと気になって……。
*本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
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父が亡くなり、看護師としての給料で妹と双子の弟の面倒を見ようとしたが、家は借金で抵当がついており、借家として賃料を得る以外に家を残せる可能性がなかった。父の最後の診察をしてくれたいけ好かないドクターが1年間の賃貸を申し出てくれ、週3で雇っていた家政婦も引き継いでくれる好条件だった。妹は叔母の家に越し、休日はそこで兄妹が集まったが、ヒーローがおたふくを患った後の婚約者の旅行に看護師として同伴してくれる。ガリガリの婚約者とふっくらめのヒロイン。ヒーローに婚約者の悪口を何度も言うヒロインはどうかと思うけど。2024/01/05