内容説明
中国の強大化に手を貸し、日本にとっての脅威を作り出したのはわが国の政治家だった!
日本はこの五十数年間、いついかなるときに、どうやって中国を助けて、そのモンスター化に力を貸すことになったのか?
10名の政治家の対中国外交を点検しながら、脅威をつくってしまった歴史をたる。
黎明編
中国と国交を結ぶために台湾を切り捨てた政治家
ODAを決め中国の軍事力を高めた政治家
靖國公式参拝取りやめで歴史カードを中国に渡した政治家
対中国制裁の解除を求め西側を説得する政治家
天皇陛下ご訪中を決めて共産党政権を蘇らせた世紀の迂闊者
脅威編
中国のWTO加盟のためにG7サミットで熱く燃えた政治家
中国の言い分を正しいと言い続け謝り続けた政治家
かつては江の傭兵、いまは習近平への愛に溢れる政治家
快も不快も中国基準、惜しみなく東シナ海の資源を捧げる政治家
CSIS認定対中融和派、日中友好議連会長を務める政治家
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ペドロイヤ
1
あえて平易な文章で書かれている。政治に関心があれば知っている内容もあるが、日本の売国政治家に焦点をあてて書かれている。自民党がいかにリベラルで国益に資さないダメな政党であるのか改めて認識させられた。石平さんの主張や論説にはいつも感心させられます。2024/08/27
金吾庄左ェ門
0
日中国交回復という歴史的悪行を成し遂げた諸悪の根源は田中角栄である事は言うまでもありませんが、それ以降の日中関係の名を借りた朝貢外交の流れがよくわかる内容です。 昭和の頃よりも平成になってからの方が朝貢のひどさが増しています。海部俊樹と橋本龍太郎の媚中ぶりがここまでひどいとは思いませんでした。そして野中広務と二階俊博。ともに自民党幹事長を務めた身ですが、その媚中ぶりを改めて知る事になりました。小沢一郎が出てこなかったのが不思議です。河野洋平もしっかり出てきます。2024/09/15
-
- 電子書籍
- レベル9の閲覧要員33 ROCKETO…