文春文庫<br> 禁断の罠

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文春文庫
禁断の罠

  • ISBN:9784167921439

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内容説明

人気ミステリ作家の新作が勢ぞろい!

ミステリの最前線で活躍するスター作家が各々の趣向を凝らした珠玉の6作を一気読み! 驚きも面白さも絶対保証の豪華アンソロジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

128
かなりな手練れの作家さんによるアンソロジーでした。最初の「ヤツデの一家」は最後にあっと言わせますが若干内容が私の好みには合いませんでした。「大代行時代」はこのような仕事も出てくるのかなあという気もしました。米沢さんの「供米」は一番印象に残りまっした。中山さんの作品は、ほかの作品と一緒に読まないとわからない感じがしました。有栖川さんの作品はやはり老練な感じですが、短編では物足りない気がします。2023/12/29

タイ子

114
さすがの作家さん揃い。6人による6作のアンソロジー。七里さんの「ハングマン」は結末がまだスッキリしてないので、続きが読みたい。米澤さん「供米」が面白い。最後の最後に意味がわかるというさすがです。いずれも趣向を凝らした作品ばかりなので、楽しめること請け合い。2023/12/22

yukaring

97
豪華なラインナップの最強アンソロジー。どれも作家さんの個性がよく出ていてすごく面白い。のっけから新川さんの不器量な姉と美しい妹、血の繋がらない兄が織り成す歪な関係「ヤツデの一家」で騙され、結城さんの描く新入社員のありえない行動「大代行時代」に驚き、米澤さんの『供米』にゾクッとさせられる。それと中山さんの『ハングマン』の続編『ハングマンー雛鵜』が読めたのが個人的には嬉しい。有栖川さんの『ミステリ作家とその弟子』では繰り広げられるミステリ談義を堪能。今の世相を反映したものも多く趣向を凝らした楽しい1冊だった。2023/12/16

ひさか

96
別冊文藝春秋2023年11月号結城真一郎大代行時代、斜線堂有紀妻貝朋希を誰も知らない 、オール讀物2023年3,4月合併号米澤穂信供米、7月号新川帆立ヤツデの一家、中山七里ハングマン、有栖川有栖ミステリ作家とその弟子、の7つの短編ミステリアンソロジーを2023年12月文春文庫刊。新川さんのヤツデの一家のラストのインパクトが強烈で印象的。結城さんの大代行時代の新卒の猪俣くんの秘密に驚いた。着眼点が楽しくて良い。斜線堂さんのどんでん返しは良くできているが、ややありがちで少し残念。2024/02/19

machi☺︎︎゛

82
新川帆立さんの「ヤツデの一家」と斜線堂有紀さんの「妻貝朋希を誰も知らない」が面白かった。禁断の罠という同じテーマでも作家さんによって目の付け所が全然違うのが面白い。2024/04/19

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