新潮文庫nex<br> 魔女推理―きっといつか、恋のように思い出す―(新潮文庫nex)

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新潮文庫nex
魔女推理―きっといつか、恋のように思い出す―(新潮文庫nex)

  • 著者名:三田誠【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 新潮社(2023/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101802787

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内容説明

かたや、陸上部で将来を嘱望されたランナー。こなた、演劇部で大喝采を浴びた女生徒。そんな「天才」達を襲った突然の死に、僕と彼女は引き寄せられる。恋をするように事件に夢中になる。なぜ? だって、そこに「死」があるから。「彼女」はその悲劇の「味」を誰よりも何よりも好むから――。騙し騙され、恋し恋する。謎めく二人の高校生が織りなす、青春×ゴシックミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

25
「魔女」と称される檻杖くのりの周囲では常に事件が起こる。その悲劇の「味」を誰よりも何よりも好む彼女が薊拓海とともにもたらされた事件の真相を解き明かす第二弾。夜中にグラウンドで走っている姿が目撃された、先月事故死した陸上部で将来を嘱望されたランナーの幽霊。そして舞台の上で一人毒をあおって自殺した、演劇部で大喝采を浴びた女生徒の死の真相。そんな事件の背景に隠されていた真相を見出すくのりは、けれどいつもどこか儚くて危うくて、だからこそ彼女の命綱となってくれる拓海の存在がかけがえのない大切なものなんでしょうね…。2023/12/26

しぇん

17
死を食べる魔女の話の2巻目。今回は死んだ天才に関する話2本構成。走ることの天才と演劇の天才でしたが各々の事件が一工夫されていて読み応えありました。後半に登場した人物はシリーズのキーマンになって今後も出るのか?今回か限りなのな判断できませんでしたが、三田先生だからそのうち又出てくるのかなと2024/03/23

みどり

11
前巻の続きとまではいかない、中編2編。くのりの評判が広がっている感じで、要請があってのお話。魔女&魔法使いという存在が現実にあるとしたらこんな感じかもしれない、と思わせる。事件の解決に、降霊?が使われる醍醐味は味わえるが、それ以上に薊とくのりの先行きが切なさを感じさせる終わり方が気になる。2024/01/06

椎名

9
今回は二本立てで長編感がある。一巻よりミステリに寄っており、死に魅入られた少女という設定も上手く使ってミステリとオカルトを融合させていた気がする。サブタイトルに繋がるラストが気持ちいい。2024/01/28

leo18

9
陸上部と演劇部の生徒に死の謎を追う二編。拓海とくのりの距離が近づいたり、ラスボスっぽいキャラが登場したりとシリーズとしての今後が気になる内容。2024/01/07

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