わたしたちの親不孝介護 「親孝行の呪い」から自由になろう

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わたしたちの親不孝介護 「親孝行の呪い」から自由になろう

  • 著者名:川内潤【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 日経BP(2023/11発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296203482

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内容説明

「介護は、親との距離を取るほうがうまくいく」
「親孝行のつもりで介護をすると、親も自分もだんだんつらくなる」

異色の介護本『親不孝介護』(川内潤、山中浩之)刊行から1年。
じわじわ支持が広がる目から鱗の介護の考え方、その続編が登場!

爆笑問題・太田光さん、「残酷な天使のテーゼ」の高橋洋子さんをはじめ
様々な専門家が自らの「親不孝介護」を、
あるいは「親孝行介護による失敗」を
NPO法人となりのかいご代表、川内潤さんと
明るく、深く、面白く、対談形式で語ります。

「親孝行の呪い」から自由になって
親も自分も幸せな人生を送りましょう。

目次

【愛する母との別れ】
●爆笑問題 太田光さん
「ああ、母はこう死ぬのか、見事だ」

【人事担当者にとっての社員の介護】
●株式会社ブリヂストン 人財育成部 上席主幹 増谷真紀さん(取材当時)
「介護休暇制度が会社員に誤解を与えているかもしれない」

【「老化」は病気ではない】
●医療法人社団悠翔会理事長・診療部長 佐々木 淳さん
「年をとったらハンバーガー! 老後も介護も常識を疑え」

【夫が母の介護に熱中するリスク】
●M女史・50代キャリアウーマン(体験談)
「『勝ち組夫』の介護への暴走、妻はどう止める?」

【「親“孝行”介護をしてしまった】
●スウェーデン語翻訳者 畑中麻紀さん
「深夜2時に電話してくる父を、娘はどうすべきか」

【認知症に哲学で立ち向かう】
●ノンフィクション作家 高橋秀実さん
「認知症は病気というより社会の“約束事”」

【全権を委任されて親の介護に当たる】
●ファイナンシャルプランナー 深田晶恵さん
「人はいつか死にます」から、FPも介護も始まる

【介護体験は子どもたちの人生への最後のプレゼント】
●歌手 高橋洋子さん
「残酷な天使のテーゼ」歌手の介護への道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pohcho

56
先に対談集から読んでしまったけど、前作未読でも楽しく興味深く読めた。爆笑問題の太田さん始め対談相手がそれぞれとても素敵だったが、中でも50代キャリアウーマンのM女史がズケズケ言う人で面白かった。自分の実家の母(80代半ば独り暮らし)のところには現在月二回ヘルパーさんが風呂・トイレ掃除にきてくれているが、今後どうしていけばいいのかなと思いつつ。いろんな方の介護体験談を興味深く読む。 (お役所が「テレワーク介護」とか言ってるのはびっくり)「親不孝介護」もそのうち読む予定。2024/03/25

Tenouji

24
「親不孝介護」はシリーズ化しそうな勢いだが、内容は、面白い。考えさせられるし、気づきがあるなぁ。多様な人生をや事情を抱えた高齢者が、歌で一つになるというのも、なんだかとても大切なことが隠れてそうで、興味深いね。2023/11/29

akiᵕ̈

22
2年間だけど母親の介護をこの手でやってきただけに、ここに書かれていることにうなづく事もあったり、そんな考え方をするんだと思ったり、色んな事が去来した。わたしは後悔だけはしたくなかったから、自分でやれる所までは寄り添ってあげようという思いでみてきたけど、ここに書かれていた"距離を取る方が本当の親孝行"と言いたい気持ちは分からないでもない。デイを利用し、色んな器具を作ったり借りたりして対応してきたけど、自分が介護出来る範疇を超えてしまい、母も納得の上で施設に入居となったけど、この"納得"が本当に大事だと思う。2024/12/20

なりぶぅ

12
『医療が反抗戦なら介護は撤退戦、できるだけ犠牲を少なくしつつ最期の日まで戦う』まさしく的を射る表現だと思う。介護保険は介護を社会化するためのものだった筈なのに、実際は未だに家族に介護を押し付けるような細かい規定もあったりして使いづらい部分もあるのは事実。それでも今あるサービスを活用すれば介護離職をすることもなく、親ともいい距離を保ちつつ最期の日まで悔恨を残すことなく過ごすことが出来ると思う。そのためにはやはり第三者に相談することが大事。例え離れていても家族に出来ることは沢山あると介護職の私からも伝えたい。2024/03/11

ニコぴよ

8
老親に、健康アドバイスをしたり、部屋の整理を促しても斜め上な反応に気持ちが疲れた時に手にした一冊。やれる事はやってあげたい、よく聞かれるこの言葉は「親」ではなく「自分」視点なんだろうなと思えるように変化したら、この本の伝えたい事は腹落ちしたってこと。支援も介護もその手前も、成果指標にすると誰のこともしあわせにはしない。心配はあっても高齢期をすごす親の人生だから子供からの「善かれ」は、親の希望とフィットしない。距離を取る、心配よりも事態を受け入れるていこうと思えた。2025/01/26

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