内容説明
レオニスと〈不死者の魔王〉との決戦は、リーセリアが与えた〈聖剣〉の力によって決着を迎えた。しかし〈不死者の魔王〉の消滅によって〈次元城〉は崩壊。その余波に巻き込まれ、レオニスたちは遠く離れた〈桜蘭〉の森に飛ばされてしまう。目を覚ましたレオニスの前に現れたのは、彼の探し求めてきた〈女神〉の姿だった。「――ようやく会えたね、レオニス」異国の隠れ里で、ロゼリアは語る。この世界の秘密、神々と虚無、そして〈魔王〉のことを――。そんな中、〈ヴォイド・ゴッド〉となった〈剣聖〉シャダルクが、人類最後の要塞への侵攻を開始しようとしていた――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
33
リーセリアが与えた聖剣の力によって決着を迎えたレオニスと不死者の魔王との決戦。しかし不死者の魔王消滅によって次元城は崩壊。その余波に巻き込まれ、レオニスたちは遠く離れた〈桜蘭〉の森に飛ばされてしまう第十四弾。異国の隠れ里でロゼリアが語る、この世界の秘密や神々と虚無の真実。そんな中で人類最後の要塞への侵攻を開始する〈ヴォイド・ゴッド〉となった〈剣聖〉シャダルク。この世界の様々なことが明らかになってゆく一方で、シャーリが抱えていた意外なものも明らかになりましたけど、レオニスと剣聖の関係も気になるところですね。2023/11/24
真白優樹
10
次元城の崩壊によりレオニスとリーセリアが桜蘭の辺境に飛ばされる中、復活したロゼリアと再会する今巻。―――その罪、その思い。背負い始まる、根源との決戦。 「光の神々」の正体に始まり歴史の出来事、更にはレオニスの転生の真実も明かされ、様々な謎が解けた後に決戦への幕が上がる巻である。それぞれが背負うのは取り戻した力、託された思い。その先に待つ根源は、今だ不完全。きっとこの時しか好機はなし。失敗すれば全てが終わる乾坤一擲の戦いの幕が上がる中、魔王達と突き進むレオニスは勝利できるのか。 次巻も勿論楽しみである。2024/01/09
ななし
7
ついに世界の謎が明かされる14巻。読者が知りたい情報が次々と解禁されて読んでいてわくわくが止まりませんでした!今までの認識が180°変わるような情報も多々あったのでとりあえず1巻から読み直して情報整理します2023/11/29
ARI
4
レオニスの探していた女神とようやく出会い、これにより世界の真実がどんどん明かされていった巻。これまでも戦いが苛烈になってきた盛り上がっていたところだったのに、更に盛り上がってきたぞと。レオくんとセリアさんの絆もどんどん深まってきたし、獣王も戦いに参戦かということで魔王勢揃いなるか?という期待もあったり、どんどんクライマックスも近づいている気配がして、続きも楽しみですね! それはそうとして口絵のチャイナ服シャーリが可愛い2023/12/03
むさ
3
これまで謎だったことが一気に明かされ加速する物語。説明が多かったはずなのにあまり気にならない密度とテンポと展開で早くも続きが待ち遠しい。2023/12/19