双葉文庫<br> むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。

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双葉文庫
むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。

  • 著者名:青柳碧人【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 双葉社(2023/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575527025

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内容説明

日本昔ばなし×本格ミステリふたたび! ベストセラーとなった『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の続編が誕生。今回、基となった昔ばなしは「かぐや姫」「おむすびころりん」「わらしべ長者」「猿蟹合戦」「ぶんぶく茶釜」「かちかち山」。果たしてこれらの昔ばなしがどんなミステリになったのでしょうか。それぞれの作品が、あるテーマによってつながる仕掛けも楽しい短編集です!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スカラベ

49
むかしむかしシリーズの第2弾。1弾が面白かったのでこちらも手に取ってみた。今回も、かぐや姫やおむすびころりんなどの日本昔話をベースとしたミステリーだが、それ以外にも他のミステリー作品を想起させるような要素もあってニヤリとさせられる。『七回目のおむすびころりん』は、タイムリープ推理ものになっているが、解説にもあるように『七回死んだ男』へのオマージュかと思われる。特殊な設定下でのミステリーはどこに目を付けるのかがポイントだけど、やはり誰もが見聞きしたことのある日本昔話は特殊設定の宝庫。目の付け所が秀逸だ。2024/02/12

星野流人

41
日本人ならお馴染みの昔話をベースにした、特殊設定ミステリの第二弾。普通のミステリとは異なり、その昔話ならではの仕掛けがあったりして、とても楽しめました。「竹取探偵物語」はオチの一言が秀逸でとても好きです。「七回目のおむすびころりん」はループ物。ねずみたちが呑気でかわいらしく、そのあたりも良かったです。「わらしべ多重殺人」は、ばら撒かれた謎が徐々に解き明かされていく感覚がとてもおろしろかったです。昔話がテーマなだけに軽めの文体で読みやすいですが、ミステリらしくビターなオチが多かった印象です2024/03/20

さち@毎日に感謝♪

30
昔話×ミステリ第2弾。今作も面白かったです。昔話自体を忘れていた事もあり、こういう話だったなーと思いながら読んでました。特に「七回目のおむすびころりん」がお勧めです。2024/01/16

えみちゃん

25
こんどの昔話ミステリーは日本版です。かぐや姫にわらしべ長者、猿蟹合戦・・っとどれをとっても《日本昔話界》!の有名どころばかりです。笑っ。この素材を青柳さんはどのように料理するのだろうとわくわくしながら読み始めました。日本最古の物語と言われる「かぐや姫」が日本最初の探偵⁉なんて驚くべき幕開けに期待は膨らむばかりでした。「おむすびころりん」はタイムループ物!でじっくり読まないと混乱してきますがまさか3人がタイムループしていてそれぞれの回数が違うとは・・。さすがと唸るばかりでした。それにしても2023/11/24

シオウ

23
前作より強烈な後味の悪さが気になったが、それでも面白いことには変わりがない。どの話にも1話目の竹取物語が出てきたので、同じ世界での出来事だろうか。ただ、最後の2話を除いて、物語に繋がりはない。一番面白かったのは「真相・猿蟹合戦」。会話主体で進むのでテンポ良く、推理にも無理がない。次から次へと新しい事実が浮かび上がってきて、どこに行き着くのか気になって仕方なかった。しかし…やはり後味の悪さは引き摺るなぁ。。2024/01/16

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