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内容説明
若手俳優の青は、読み書きが苦手な自身の症状と向き合うことを決断。一方、芸能プロのチーフマネ・ヒトハは、知らず知らずのうちに青のことを異性として意識していることに気付き、戸惑いを隠せずにいた。そんな中、青は、惨めだった自分と訣別すべく、因縁の監督のオーディションへ……!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yukipitasu
1
2巻発売頃だったか、ツイッターでバズってたおかげで見つけたアラサー女子マネージャーとディスレクシアの若手俳優の漫画。たった3巻でも出版されて世に出た事にとても意義がある漫画だと思う。めっちゃ面白くて一気に読み終えた。 いきなり台本を渡されて一生懸命演じても、何も知らない人から裏で揶揄されるのは辛いね。何川晶子さん青砥慎太郎をただ安易な事をしただけの人だと思っていなさそうだったから、あの後青さんのディスレクシアを知ったなら試験の不平等さに気づき、合理的配慮やユニバーサルデザインの事も柔軟に考えてくれそう。2024/01/01
うさやま
0
この物語は全3巻にわたって、合理的配慮とその当事者、という構図を描いている。(ディスレクシアではないのだけど)そのどちらにもいる人間として読むと、他人事ではなくそのほとんどが思い当たるし、それは同時に漫画として面白いのにそういった当事者が経験するエピソードをほとんど全て含めて描いているようにさえ思えて、本当にすごいと思う。青のようにあきれるくらい自己尊重感がボロボロの人間が正当な配慮を受けながら生きていくことが当たり前になるような世界に、あと一歩進んでほしいと読みながら思った。2024/03/04