はるさんと1000本のさくら

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はるさんと1000本のさくら

  • 著者名:ただのぶこ【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 中央公論新社(2023/11発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120057076

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内容説明

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【書店員が選ぶ絵本新人賞2023大賞作品】
はるさんは、村で一番若いおばあさん。山あいの谷の小さな村にはもう、十人のおばあさんしか住んでいません。「わたしたちに何ができる?」おばあさんたちは話し合って、みんなで千本の桜を植えることにします。
限りある命と、繋がれる想い。過疎の村が時を経て生まれ変わるまでを、大きな視点で優しく描いた物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

163
書店員が選ぶ絵本新人賞2023大賞作品ということで読みました。主人公のはるさんは、今年亡くなった母と同い年です。おばあさんたちの想いが、千本の桜・街に生まれ変わる素敵な絵本でした。 https://www.chuko.co.jp/tanko/2023/11/005707.html🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸2023/11/17

itica

72
【絵本】過疎で10人の老人だけになってしまった谷あいの村に、かつてのような賑わいを取り戻したい。そのために私たちにできることはあるだろうか。そう考えたはるさんたちが自らの手で植えた1000本の桜の苗木。やがて誰もいなくなった村はどうなったのか…。桜色の未来に想いを馳せる、温かく優しい物語だった。 2024/04/12

keroppi

64
確か、テレビでこの本のことが取り上げられていて、その時に図書館に予約していた。もうずいぶん経ってしまったのだが、ようやく読むことが出来た。80歳を過ぎたおばあさんたちが、せっせと桜を植える。自分たちは死んでしまうけど、先のことを考えている。考えてやったことは、花を咲かすんだね。私も、先のことを考えよう。2024/07/01

ぶんこ

57
感動しました。限界集落に住むのは10人のおばあさんだけ。一番若いのが86歳のはるさん。寂しくなった村へ人を呼ぶにはどうしたらいい。はるさんの「もっともっと先のことを考えよう」皆の好きなことを話し、桜を植えようと1000本の苗木を育て、植え始めました。100本ずつ植えていく間におばあさんが亡くなり、最後の100本になった時にははるさん一人。自宅の壁に理想の村の地図を描いていきました。それから100年後、電車が通るようになり、人々は満開の桜を目にすることになったのです。もう、ここでウルウル。諦めない力の結晶。2024/04/02

とよぽん

51
ただ のぶこ さんの受賞を新聞で読んだ。どんな話だろうと期待して。書店にもなかなか入荷してこない。やっと図書館にも入り、借りることができた。山あいの過疎の村、かつては多くの人や子どもたちが住んでいてにぎやかだったのに。はるさんは年老いた仲間と一緒に、村の将来のためにさくらの苗木を植えようと決めた。何とすばらしい行動だろう。私は「ルピナスさん」を思い出した。2024/02/08

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