内容説明
王太子である兄に命じられ、「成り上がり子爵」と名高いアラン=ノシュタットのもとに嫁いだ王女マデレーネ。数々の誤解や困難を乗り越え、二人は名実ともに夫婦となった。そんな折、兄イエルハルトから夫婦で王都に出向き、披露目の晩餐会を開くよう達しが届く。新婚旅行のつもりで王都に向かうマデレーネとアラン。そこで出会ったとある少女が、二人の運命を大きく動かし――? 元貧乏王女のサクセス・ラブストーリー、第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
12
様々な困難を乗り越え、名実ともにアランと夫婦になったマデレーネ。ある日、イエルハルト王太子から王都で披露目の晩餐会を開くように命じられ…という本巻。次兄カイルとその仲間であるハーシェルとの出会いによって、王都での政変に否応なく巻き込まれる二人。挫けそうになるも持ち前の才覚と、兄を救いたいという想いが例の飢饉を発端にした王家の歪みを糺すだけでなく、黒幕を成敗できたのはよかったかな。まあ王太子がああなったのは仕方ない。合間にアランとのデートや侍女のユーリアのボヤきがあったのはほっこりした。これで完結だろうか。2023/11/21
ヴァル西野
5
作者の中に理屈が合っている話があるかもしれませんが、何分作者の中だけで完結していることが多いから、ピースが1/3ぐらい欠けているジグソーパズルを見ている気がする。2023/11/20