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内容説明
第45回講談社漫画賞総合部門&第27回手塚治虫文化賞マンガ大賞に輝き、菅野美穂主演ドラマも話題の『ゆりあ先生の赤い糸』の入江喜和、待望の新作!!
下町の片隅。小さな書店を営み、静かに暮らす平凡な主婦・庵未知。温厚だが仕事以外は何もできない夫、認知症が進む母、引きこもりの息子と四人暮らし。やってもやっても終わらず、誰からも感謝されない家事・介護・店番に追われ、心は少しずつ朽ちていく。
そんな、いつもと変わらぬ無味乾燥なある日の昼下がり。突然、店にポルシェに乗った謎の女が現れて…!?
何もかもが規格外な彼女、そして「車」との出会いで、54歳の平凡な主婦の人生は大きく急カーブしていく!
人生山あり谷あり、急カーブあり。幸せをあきらめた大人たちに贈る、下町オバちゃん冒険譚!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
17
実母の介護、仕事と毎日を忙殺され、日々に閉塞感を感じる54歳の主婦・未知。この閉塞感を打破すべく、自動車免許取得に挑戦する。しかもオートマでなくマニュアルで。 今作も「おばさん」が主人公の入江喜和作品。免許取得でどこまで人生変わるのか。私も免許持ってないのだけど(興味ないし、そもそも面倒)、免許取りたくなった…てことはなく、「ほー、そうですか」と思ったくらい。日々の閉塞感の打破に、新しい趣味・資格の取得をする物語は数あるが、「運転免許」というのが日常と地続きで、今風なのか。2024/11/19
kenitirokikuti
10
レディコミというかミセス誌というか、かつては少々漫画誌・少女漫画家だったけど、赤方偏移してカテゴリ分けがむつかしいところのものも、私は読むことがある。どういう経路だったかしら…。えーと、思い出せた。まず、ナウシカやラピュタからアニメージュを手にし、同誌連載のふくやまけいこ『東京物語』を気に入り、メージュと同じ徳間のキャプテンで高橋葉介『夢幻紳士』を知り、ハロウィンコミックス等に進み、同巻に山岸涼子作品集があり、そしてプチフラワーとか読んだんだな。さっきウィキペで入江さんが山岸涼子ファンと知る…2024/03/05
kenitirokikuti
9
第二巻を買う前に、第一巻を再読。私事だが、父が亡くなり、葬儀やらなんやらの席で滅多に会わない親族らと顔を合わせたばかりなので、本作で描かれる親族らの集まりにそれらを連想させらることが多かった。生まれ年の前後が意味を持つのは現代的な学校制度がもたらすものど、中高年になると親族間の10才違いは大きな意味を持たないなぁ。2024/07/17
漫画専用アカ
4
母描写のねちっこさがパワーアップ。たかこ45、ゆりあ50、今回のヒロイン54と、主人公が入江先生の実年齢とおなじくらいにスライドさせているのね。そのうち60歳の主人公も登場するのだろう。2023/12/28
ソラ
4
もう入江先生の新作が読めるとは! 今回の主人公も、内に情熱を秘めたキャラクターでこれからどうなっていくのかが気になります。 たそがれたかこの主人公の娘と同じく、この主人公の息子も不登校経験ありという設定。これから話に関わってくるのだろうか…? 1巻、わかっていましたがあっという間に読ませられてしまいました。2巻も楽しみです2023/11/13