推し短歌入門

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推し短歌入門

  • 著者名:榊原紘
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 左右社(2023/11発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865284003

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内容説明

「脚が5メートルある!」「顔がルーブル美術館(=美術品のように美しい)」などなど、オタ活においてはミームや誇張表現に頼ってしまい、語彙喪失状態になってしまいがち。

それでも、好きなものをもっと丁寧に、自分だけの言葉にしたい!

そんなオタクたちの真摯な想いに応える、現役オタク歌人による短歌入門。

目次

目次
はじめに オタクは短歌に向いている
本書の楽しみ方 イメソンみたいに楽しむ、推し短歌というNEW GAME

【第一部】とりあえず詠んでみたいオタクのための推し短歌チュートリアル
【チュートリアル】「推しの瞳が綺麗」で詠んでみる
★☆☆基本ルールを覚える
★★☆推し短歌三原則
★★☆「主体」を設定する 
★★☆推しから離れる、推しを降ろす
★★★無機物になって詠んでみる
★★☆自分の言葉を選ぶ
コラム(1)「推す」ことについて

【第二部】じっくり詠んでみたくなったオタクのための短歌の技法
★★☆言葉の合成獣を作る
★★☆動詞は三つまで
★★☆かな遣い・言葉遣い
★★☆一字空け・全角
★☆☆定型・破調
★★☆比喩
★☆☆助詞は基本的に抜かない
★☆☆「君」は特別な存在
★☆☆強い言葉を使わない 
★★☆句切れ
★★☆句跨り・句割れ
★☆☆慣用句は使わない
★★☆表記
★☆☆様々な技
コラム(2)「プロジェクション」を短歌に応用できる気がする

【第三部】詠めるようになったオタクのための創作の深め方
★★☆短歌を読む Yes,イメ短歌
★★★短歌を読む not only イメ短歌, but also 評
★☆☆日常から歌を作る
★★☆職業詠
★☆☆旅行詠 推しにこの景色を見せたい
★★★縛りを設ける いちごつみ、題詠、テーマ詠、折句 
★★☆推敲しよう
★★☆ルビで工夫しよう
★★☆分からなさと向き合う
コラム(3)「パクリ」問題はいつも難しい 
★★★本歌取り 
★★☆本を作ろう、文学フリマに出よう
★★☆歌会をしよう
★★☆引用について
コラム(4)もっとうまくできる人がいる、けれど

巻末特別付録(1) 推し短歌会、やってみた!
巻末特別付録(2) 短歌ビギナーのためのブックガイド
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

35
オタクにターゲットを絞っているという点で異色の短歌入門書。ただ、誰しも大なり小なり「推し」はあるもので、オタクに限らず楽しめる仕様になっている。そのへんの着眼点が素晴らしい。あと著者の推敲の過程とかも垣間見れて面白かった。2024/05/19

akihiko810/アカウント移行中

24
「推しへの気持ちをフックに短歌を作ってみよう」という短歌入門。印象度B+ 「オタクは短歌がうまく作れる」らしい。著者は初読みだが、アニメや漫画をモチーフにした短歌を作ってきたらしい。 内容としては短歌の技巧を教える入門本でよくあるものだが、そこに「推しへの想い」というのを掛け合わせたのは新しいし、面白いと思う。歌会の様子(はじめての歌会)が載っているのもうれしい2024/12/05

nichepale

19
巻末に「短歌会」の実況がついているのがよかった。進め方の雰囲気や、どういうポイントで参加者が評をし合っていくのかがなんとなく掴めた気がする。内容的には、もう少し「推し」にまつわる短歌が並んでいるのかなと思ったが、実際は一般的な短歌で解説されているものの方が多い。著者がゴールデンカムイの狙撃手、尾形で100首以上詠んだというエピソードにはちょっと感動した。私もゴルカムは大好きで何度も読み返しているが、好きなキャラはいても「推し」という感覚とは異なる気がする。何が境界線なのか、興味はすごくある。2024/08/17

双海(ふたみ)

11
オタクは短歌に向いているらしい。ゲームのように難易度別に紹介されている少し不思議な短歌入門書。2024/09/22

一匙

6
短歌は読み専だったけど自分でも詠みたくなって一度図書館で借りて途中まで読んで、手元に欲しくなったので購入。応用もあるけど全体的には基本的なルールとかを教えてくれててわたし的にはかなり分かりやすい!これからも何度もこの本を読むと思う。句ごとにスペースは空けないとか韻律にも目を向けるとか全く知らなかった。一首作るまでの工程も書いてくれててうれしい。歌会では基本的に自歌自註はしないとあったけど、私は何を考えてその歌を作ったのかとかすごく興味あるので。私もちょっとずつ自分が満足する歌を詠めるようになりたいな。2025/02/15

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