内容説明
2023年5月8日、長きにわたり世間を騒がせ続けたコロナウイルスは、感染症法の位置づけが「5類感染症」へと引き下げられました。初めて感染が日本で確認され、未曾有の大混乱を引き起こした2020年と比べると、ウイルスの影も幾分身を潜め、世間でもその脅威から少しずつ遠ざかっているような印象を受けます。
ですが、コロナウイルスが5類へと引き下げられた後も、患者数は依然として増加傾向にあります。マスクの着用も自己判断に委ねられることが多くなった今、私たち一人ひとりがコロナとの向き合い方を考える必要に迫られています。
特に高齢者はこのような社会構造の変化によるあおりを大きく受けているといえるでしょう。コロナ禍により、高齢者の活動の場であったボランティアやサークルは活動を自粛。高齢者自身もコロナウイルスに罹患すまいと外出を控えた結果、生活様式の変化が認知機能、身体機能の低下を引き起こす「コロナフレイル」も問題視されています。団塊世代すべてが後期高齢者(75歳以上)となる、いわゆる2025年問題もまさに目前に迫っており、高齢者にまつわる課題は喫緊の課題といえます。
このような事態を受け、日本のドクターたちは常に我が国の未来を思議し、超高齢社会を支えるべく奮闘しているのです。
本書「信頼の主治医 明日の高齢者医療を拓く信頼のドクター 2024年版」では、そんな医療に身命を投げ打ち、たゆまぬ努力のもと患者の健やかな生活を後援するドクターたちの奮励を記しました。
この度ご登場いただきましたドクターの皆様は、各々が多種多様な観点、専門分野を主軸とし医療に専心されております。しかしながら、“高齢者の健やかな生活を支えていく”という強い意志は、どのドクターの胸にも等しく秘められております。
2009年から刊行を続けております「信頼の主治医」シリーズも、本書で13巻を数えることとなりました。
本書が出版に至ることが出来たのは、多忙な日々の合間を縫ってインタビューにご尽力いただきましたドクター並びにスタッフの皆様のおかげです。本書制作にあたり多分なお力添えを賜りましたことに厚く御礼申し上げますとともに、本書が皆様と精良たるドクターとの橋渡し役となることで、日本のより良い明日への貢献の一助となれば幸いです。
2023年11月 ぎょうけい新聞社
目次
■掲載一覧
●東京:医療法人社団隆樹会 木村クリニック 理事長・院長 木村隆雄
●埼玉:あげお在宅医療クリニック 院長 宮内邦浩
●東京:南青山内科クリニック 院長 鈴木孝子
●東京:医療法人社団ミレナ会 日暮里内科・糖尿病内科クリニック 理事長・院長 竹村俊輔
●東京:医療法人社団実直会 冨田実アイクリニック銀座院長 冨田 実
●東京:糖・心・甲状腺のクリニック北千住 院長 原口美貴子
●東京:医療法人社団星の砂 ねりま西クリニック 理事長・院長 大城
●東京:東京ふれあい医療生活協同組合 梶原診療所 代表理事副理事長・所長 渡辺 章
●愛知:国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 理事長 荒井秀典
●東京:おおやま健幸の街クリニック 院長 杉江正光
●山口:脳神経筋センターよしみず病院 院長 神田 隆
●千葉:はせがわ内科外科クリニック 院長 長谷川正行
●鹿児島:医療法人玉昌会 加治木温泉病院 院長 夏越祥次
●兵庫:社会福祉法人三桂会 凌駕クリニック樋上本院 理事長・院長 樋上哲哉
●群馬:医療法人民善会 理事長 榎本純也
●鹿児島:公益社団法人鹿児島共済会 南風病院 高齢者・健康長寿医療センター
理事長 貞方洋子/センター長 大内尉義
●大阪:みなみ堀江クリニック 院長 南 和宏
●山口:ふじもと眼科クリニック 院長 藤本隆志
●愛知:医療法人清水会 相生山病院 理事長・院長 佐藤貴久
●鹿児島:社会医療法人義順顕彰会 種子島医療センター 院長 高尾尊身
●愛知:名東整形外科からだケアクリニック 院長 渡邉一貴
●富山:医療法人社団尽誠会 野村病院 理事長 野村祐介
●東京:医療法人社団森愛会 鶴見クリニック 理事長・院長 鶴見隆史
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