内容説明
自分に見えてる世界なんて
ほんのちっぽけ
地球の片隅で凛と生きる人たちーー
「ku:nel」人気連載エッセイ、オールカラー画で待望の書籍化。
時に歓喜し時に悲しみ時に途方に暮れて。
生きることを諦めない。
完全な偶然の中で知り合う他人というのもまた、
見知らぬ土地への旅と同じく、自分の人生観や生き方を
変えるかもしれない要素を持った、
未知の壮大な世界そのものなのだということを、
自分の人生を振り返ると痛感させられるのである。(本文より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
211
ヤマザキ マリは、新作(但し、漫画以外)をコンスタントに読んでいる作家です。コスモポリタンな著者ならではのワールドワイドな燻し銀のエッセイ、本職だけあって装画&挿画も素敵でした。著者が築450年の家に住んでいるとは思いませんでした(驚) https://magazineworld.jp/books/paper/3253/2023/12/16
mukimi
121
自由な精神と豊かな知性で世界各国を渡り歩く筆者。何冊目かは分からないが筆者の本はいつも読みやすく、その波瀾万丈人生は広い視野を与えてくれる。本書は雑誌の連載をまとめたもので、筆者が世界各地で出会った人々の生活の切り抜き集。ここに描かれる人生は筆者の視点を経たものであり多面的な人生のごく一面なのかもしれない。でも「完全な偶然で出会う他人もまた、見知らぬ土地への旅と同じく、自分の人生観や生き方を変えるかもしれない要素を持った未知の壮大な世界そのものなのだ。」という視点を持ってあらゆる事象と交わりたいものだ。2024/07/27
けんとまん1007
102
こんな風に、これまでの出会いを語れるといいなあ~。そうありたいものだなあ~と切に思う。一つの出会いが、時間が経って、今の自分の一部になっているということを感じる。こんなに素晴らしいことはないと思う。2024/01/28
nonpono
96
映画館で大笑いしたのは、ヤマザキマリの「テルマエロマエ」だった。ヤマザキマリは徹子の部屋やNHKでは見ていた。やはり若いうちに若い感性で異国には行くべきだなと思った。ヤマザキマリは17歳でイタリアへ留学。わたしも短期でいいから留学したかったな。やはり語学がわかればまた旅は広がるから。異国でのヤマザキマリの人との出会いと別れ。大人のすっきりとした文体で読みやすく、いろんな国や人と出会える。印象的な言葉として「あの家は私の人生そのものだから、最後まで守らないとね」、わたしも最期はふるさとの新宿に戻りたいんだ。2024/07/08
ネギっ子gen
85
【自分に見えている世界なんて、ほんのちっぽけ】『ku:nel』連載エッセイを、オールカラーで書籍化。最後の頁で、<これまで、世界の様々な土地でいきてくるうえで、私の中にはあらゆる経験によっていくつもの扉が設えられてきた。その扉の向こう側には、生きることの意味を模索しながら、時には歓喜し、時には悲しみ、時には途方に暮れつつも、それでも日々を歩み続ける人々によって彩られた世界が、視界の果てまで広がっている>と。 ※『息子の友達』の章で、「父兄」「父兄会」という表記あり。校正を経たものなのでしょうかねぇ……⇒2024/02/01




