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内容説明
石器からコンピューターまでのテクノロジーに通底する普遍的法則を追究。雑誌
『Wired』の創刊編集長によるテクノロジー版〈種の起源〉。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
『よ♪』
49
食物連鎖を軸とした自然環境と生物の進化を生態系(ecosystem)と呼ぶ。だがテクノロジーを手にした人類は、ある意味この外側に居る。生態系を内包しテクノロジーが干渉し合い進歩する系をこの本ではテクニウム(technium)と云う造語で呼んでいる。──言語の発明が人類にとって最初の特異点。──最初の人工知能は所謂スパコンではなく、私達がインターネットを介して繋ぐ10億個のCPUで出来たウェブという集合(超生命体)で生まれる筈。この2点がとても興味深い。非常に難しい内容。来るべき"特異点"までに理解したい。2019/11/30
izw
19
人間が創り出す「テクノロジー」について、全体システムを「テクニウム」と呼び、目指す方向性を議論するために「エクソトピー」というエントロピーの逆の概念を定義している。テクニウムは自然に発生してきた生物の六界に追加された第七界として生物同様の進化論に従う。テクノロジーは生命同様、効率・機会・出現・複雑性・多様性・専門性・偏在性・自由度・相互性・美しさ・感受性・構造性・進化性を増す方向に進化し、しかも自然の何億倍もの速度で進化すると論じている。一度図書館で借りたが読み切れず購入して暫く積読していた。2015/07/12
Sunlight
11
WIREDの初代編集長の長編とのことで読んでみましたが、正直良く分からなかった。テクノロジーというのはホミニンの頃からあり、テクノロジーの生態系としてのテクニウムという概念があり、、、と一応主張は分かったものの、テクノロジーと人類の進化をやや強引に結び付けていて、根拠もイマイチ。でも高かったので最後まで読んだった!笑。この作者であれば過去の検証だけではなく、もっと将来のテクノロジーについてテクニウムを絡めて語って欲しかった。2016/05/03
mim42
10
テクニウムとはテクノロジーが可能となる宇宙の原理であり、それゆえ自然の延長である。自然と人工の二項対立は脱構築される。テクニウムは宇宙が自己意識を作る方法であり、大規模な相互結合したテクノロジーのシステムを指す。生命進化の延長としてのテクニウムはエントロピーの無差異に抗い続ける。生命、テクニウムの両進化に共通する3つの力=適応・解放、歴史的偶発、構造的必然。3番目の必然の主張は本書の大きなテーマの一つと考える。生命の発生や収斂進化が証拠となるだろう。テクノロジーは生命の望むものを望む。長かった!2024/03/23
奏市
8
生物が作ってきた技術、制度、システムなど全体を支配するような原理がテクニウム?それは生命の進化と同じようにもしくはそれを上回り、善なる方向へ、特に人間の選択可能性を広げ自由を増し、より良い世界にしていく流れであるというような主張。AIの技術を始め益々今後どのように進歩していくのか楽しみであるし、改めて自分の死後の世界を知りたいとも思った。負の側面が大いにあるにしても、『ファクトフルネス』の示すように良い社会になってきているのだと思う。ただ、人間の心については、未だ謎のままというか関わりがよく掴めなかった。2026/04/05
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