内容説明
大ベストセラー作家である母、紫式部をこえるため、母の弱点だった「歌」と「恋」にはげむ賢子（15歳）。”今光君”頼宗への思いも捨てきれず、直球で猛アタックしてくれる兼隆には素直になれず。そんな揺れる乙女心を抱える賢子の目の前に、第三の男があらわれた。それも、頼宗も兼隆もかなわないほどの高貴なお方、三宮敦良（５歳）！ 子守じゃなくて恋がしたい賢子だけど……。「紫式部の娘。」３部作完結編！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
史
5
子を思う母の気持ち。母を思う子の気持ち。2024/08/08
ゆうぴょん
1
負けず嫌いの賢子が貝合わせで勝ったことで一宮の御所へ招かれることに。しかしそこにお邪魔虫の小式部とちびっこ三宮までついてきてしまい、トラブル大発生。 いろんな意味で、自分の出自や立ち位置で思うような人生を生きられない平安の人々。賢子は母が仕えていた彰子ではなく、別の主を選ぶようなラストシーン。また夫となるべく人物も出てくるけし、小式部とも和解し 最初はわちゃわちゃの楽しいストーリーだったのだけれども何となく切ないような成長物語に2024/08/03
Y...
1
紫式部の娘である賢子の三部作の最終巻は書き下ろし版です。前作と比べると面白さが半減しました。2023/10/17
