内容説明
回復魔法の才能だけが取り柄な青年・アベルは、勇者パーティーの聖魔術師として魔王討伐のために日夜戦っていた。しかし、そんなアベルの人生は「勇者パーティーを脱退し、サキュバス四十八手を完遂せよ！」という国王の勅命によって急転する。≪サキュバス四十八手≫それは、世界を救う儀式であり、困難かつエッチな行為の数々――。それを、サキュバスの姫であるスズカと共にヤリ遂げなければならないらしい。魔王軍によって窮地に陥った人類を救う最後の切り札こそがサキュバス四十八手であり、失敗すれば、待ち受けるのは“死”。サキュバスの少女と織り成すデッド・オア・セックスの愉快でエッチなファンタジー、ここに開幕！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
30
★★★★★これは酷い(誉め言葉)。魔族の脅威に晒される世界。勇者パーティとして魔族の侵攻を防いでいた主人公は、とある理由によって伝説のサキュバス族に伝わる秘奥「サキュバス四十八手」の相手役に抜擢されることから始まる異世界ファンタジー作品。一般レーベルで出していいんか？と思わずツッコミたくなるほどの作品で、誤解を恐れずに形容すると、ただのバカエロ系の官能小説。それなのに、アニメ化も経験している著者の筆力のせいで、ちゃんと読み物として成立してしまっていて普通に面白いのが腹立たしい。2023/11/03
真白優樹
14
人間と魔族の争いが長く続くも人間側が追い込まれてる世界で、極東からやってきたサキュバスの少女に、勇者パーティのヒーラーの青年がパートナーとして選ばれ始まる物語。―――その行為で救え、この膠着した世界を。 しめさば先生の事がちょっと心配になるかもしれぬくらいに清々しいまでにエロに振った物語であり、ド直球にエロをしているからこそ頭を空っぽにして読めるかもしれない作品である。その儀式は世界を護るか、壊すのか。完遂をかけて世界が動き出す中、その儀式を遂行する事は出来るのか。 次巻も勿論楽しみである。2023/10/27
シノミヤユウ
13
ド直球の下ネタに笑い、主人公とヒロインの初々しく甘酸っぱい関係に悶えました。それでいて主人公の救世への覚悟が胸熱なのズルすぎる…！ 救世のためにｴｯな儀式を遂行する中で、徐々に相手の魅力に気づき、お互いの苦しみや痛切な想いを知って心を通わせていく主人公とサキュバスの少女。強気なヒロインが日常で見せる年相応の振る舞いも、儀式で見せる色っぽさもすごく愛らしいし、彼女と誠実に向き合う主人公が何よりもカッコいい。 成人指定もかくやというギャグエロから始まる初々しいラブコメ×アツい救世ファンタジーに大興奮の作品。2023/10/30
羊山羊
11
ガチのセックス描写あってビックリ。ダッシュエックスってたまにこういうのありますね?サキュバスのスズカと絶倫勇者アデルが、四十八手を完遂することで世界を救う、セックスで世界を救うという内容。パワーワードとネットミームてんこ盛でめちゃくちゃ笑わされました。文章力も高く、そういったネットミームが違和感なく文章に溶け込む様に、大量のギャグワードを 詰め込んでいて感心。エロ描写も凄くエッチくて良かった。 また、面白い所として、四十八手の段取り自体が、アテルとスズカ、→2024/04/30
たまご
8
エロと馬鹿馬鹿しさの線上で進む物語ですが、塩梅が絶妙でした。あくまで本質は、世界を救うために四苦八苦する二人の成長物語。徐々に深まっていく二人の関係性に、最初はうぶなスズカがどんどんサキュバスらしく（エロく）なっていく姿が良かったです。個性豊かでエロいヒロイン達全員が魅力的でした。今後どんどんキャラが増えて行きそうなので楽しみです。王道なストーリーに極エロ要素を掛け合わせ、それを真面目に書き下ろしたコメディ色強めのどエロファンタジーです！下ネタNGな方にはおすすめできません！2023/11/11
