内容説明
ある日、俺は妹の琴美から相談を受けた。晴れて友達になった桃井の誕生日が近いようで、プレゼントのぬいぐるみ作りを手伝ってほしい、とのことだ。友達を喜ばせようと頑張る妹のために手を貸すことにした俺は、針で指を怪我しつつもぬいぐるみ作りを手伝うが、それを桃井に知られてしまい―― 「あたしのためにどうしてそこまでしてくれたの……?」 「桃井のことが大事だから喜ぶ顔が見たかったんだ」 その日を境に、気晴らしに遊びに誘われたり、家にお邪魔することになったり、桃井との距離が縮まったような気がする。そして、夏休みが迫ったある日、俺は桃井の気持ちを知ることになり――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
41
主人公は強面の普通の高校生である藤咲陽斗、ヒロインはオタク趣味を隠していたギャルの桃井真帆。陽斗には双子の妹琴美いるが琴美はオタク趣味で互いには認識していないがネットでは桃井と繋がっていた!割りとオタクギャル系の物語の王道といった感じでしょうかね?著者の猫又先生は流石にベテラン作家ですね。読みやすくちゃんとラブコメしています。猫又先生の作品は面白いのですがいつも70~80点くらいで満足はしますが、突き抜けて120点だと思える作品には当たった事はありませんね。応援していますので今後も楽しい作品を待ってます。2025/04/10
よっち
32
桃井真帆と無事に友達になったものの、高瀬鳴海が一緒だと恥ずかしいようで、学校ではほとんど喋らない妹の琴美。そんな妹を心配していた陽斗が、ある日、その琴美から相談を受ける第二弾。桃井の誕生日に向けてプレゼントの推しのぬいぐるみ作りを手伝ったり、みんなでカラオケにいったり、ナンパよけとしてついていったり、琴美の友人作りために協力する陽斗。一方で彼自身は相変わらず桃井と恋人のふりを継続しつつ、高瀬に思いを寄せるという複雑な構図で、高瀬と仲良くなる機会はあるものの、むしろ桃井との距離感の変化が気になるところです。2023/10/25
わたー
25
★★★★★面白かったのだが、描写はほのぼの穏やかなのに、順調に地雷を敷設していっているように思えてヒヤヒヤする。ようやくリアルでも琴美と友達になったことで自分はお役御免かと思いきや、琴美も入れた三人で遊ぶことになる主人公。加えて、琴美の交友関係を広げるために、桃井や彼女の友達との橋渡しをしていく2巻。相変わらず第一に考えるのは妹のことで、時に手助けし、時に成長を促すために敢えて手を出さないでいるデキるお兄ちゃん感を出してきているところが非常に良かった。反面、自分の恋愛関係に対しては全くの無頓着なところが2023/11/01
rotti619
13
双子の妹琴美の為、陽斗が彼女のネトゲ嫁(=クラスメイトの桃井真帆)の夫の身代わりとしてオタ活に付き合っていくお話第2巻。一応前巻と同じ琴美が無茶ぶりをする→陽斗が真帆と実現するという展開がベースだが、琴美と真帆が交流を持てるようになり、また琴美自身ががんばって真帆の友人達と交流を図ろうと努力する為、以前ほど不自然さはなくなっている。陽斗が好きなのが真帆ではなく、彼女の友人の高瀬鳴海なのは変わらないが、真帆の方は今巻で色々思う所があるようなので、次巻以降も複雑な人間関係に期待を持たせてくれた。2023/11/03
よし
2
あんまり二人の中は進展してませんが、親友ぐらいにはなったのかな まあでもヒロインは恋愛感情は無いけど付き合っても良いって思ってる所は先に進みたいと思ってるのかもね これも次巻が読みたいけど出るんかな、読んだら面白いから読んでほしいね2025/01/06