日本史のなかの中世日光山 - 忘れられた全盛時代

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日本史のなかの中世日光山 - 忘れられた全盛時代

  • 著者名:永井晋
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  • 株式会社文学通信(2023/10発売)
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  • ISBN:9784867660171

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内容説明

何をしでかすかわからない日本史!
信仰の山・日光の成立に始まり、中世日光山の全盛時代を頂点とし、鎌倉幕府と共に中世日光山の体制が崩れるまでを叙述した、中世日光山史。
群像劇ともいえるその歴史の、全盛時代から衰亡に至る道をたどり直す。
一人ひとりの人物が個性的であり、また宗教者であるが故に信念が強固であり、人脈も広い。ひとたび何かが動き出せば、多くの人を巻き込み、結果に向かって突き進んでいく――。
中世日光山という下野国中世史の物語では納まり切らない、日本史がここに。

【ともかく、中世日光山は鎌倉幕府の本拠地坂東にある寺院だよねと確認したくなるほど、自主独立の気風が強い。登場人物も信念を貫くから面白いし、それ故に、鎌倉幕府を中心に考えていくと、枠組みから外れた行動が目につく。日光は何をしでかすかわからないから面白いなと思っていただけたなら、本書の目論見は成功と考えている。】……「おわりに」より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イツシノコヲリ

3
日光というと近世のイメージがあるが、古代からの山岳信仰の地であり、鎌倉時代には比叡山の関東の拠点として、中央政界を巻き込みながら僧たちがトップの座を争っていたことが分かった。日光の下宮である宇都宮が下野国一宮となり、宇都宮氏の動向や流鏑馬の話は興味深いと感じた。一宮は国司が一番に参拝するという説明は物足りなく、中世一宮制をもうちょっと詳細に検討してほしかった。一般書なので読みやすかった。政治史だけではなく日光の山岳信仰や伽藍についての説明があったのは大変良かった。2023/10/01

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