角川文庫<br> おいしい旅 しあわせ編

個数:1
紙書籍版価格
¥814
  • 電子書籍
  • Reader

角川文庫
おいしい旅 しあわせ編

  • ISBN:9784041138717

ファイル: /

内容説明

祖母と一緒に行くはずだったお伊勢参り。急なトラブルでひとりでお参りすることになった元喜は、ある男の子と出会う(「もしも神様に会えたなら」)。
幼い頃に引っ越し、生まれ故郷の記憶はまるでない。両親の思い出話を頼りに故郷をめぐる旅に出るが……(「失われた甘い時を求めて」)。
心ときめく景色や極上グルメとの出会い。旅ならではの様々な「幸せ」がたっぷり詰まった7編を収録。読めば旅に出たくなる、実力派作家7名による文庫オリジナルアンソロジー第3弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

487
【KU】これでシリーズコンプかな。どれも優しい短編ばかりだった。家族のことでいろいろあったり、毎日の生活でちょっと疲れて旅に出た主人公たちが旅先で出会ったものは。どの作品も「これがベストかも」と思っているうちに読み終わってしまった。アイスランドのハンバーガー、ヴェネツィアのチョコレート・コン・パンナ、ぜんぶ魅力的。崎陽軒のシウマイ弁当と松本市のマサムラのシュークリームは今年もまた食べよう。2025/02/23

いつでも母さん

182
『いつまでも忘れない味を誰かと分かち合えるのは幸せだ』嗚呼、本当にだ。二度と同じシチュエーションはない。後になって気付くことの何と多い事か・・(泣)美味しいということは自分の五感が覚えているよね。それは幸せな時間だったのだ。そんなことを感じた三上さんと、新津さんの『失われた甘い時を求めて』が特に好かった。アミの会・おいしい旅の第3弾はしあわせ編。いろんな幸せがあった。2024/01/13

モルク

130
7人の作家さんによるアンソロジー。実在のお店、あそこじゃないかと想像させる店もあり、自分がかつて訪れたことのある地ではその情景に思いを馳せながら読んだ。夫から突然離婚を切り出された主婦、夫の日記にあった浮気相手(?)「浜崎の奥さん」を探しに石垣島を訪れる「夕日と奥さん」がすき。東京で祖母と彼女の懐かしい味を求めて食べ歩く話「美味しいということは」のお店も行きたいし「オーロラが見られなくても」のアイスランドのパン、ヨーロッパで一番美味しいホットドッグ、もちろん全部のせで食べたい!あぁ、お腹すいた。2025/02/23

ひさか

117
2023年10月角川文庫刊。書き下ろし。アミの会おいしい旅シリーズ3作目。旅先グルメをテーマにした7つの短編。ゲストは三上さん。大崎梢さんの小学5年生の伊勢神宮詣りが楽しかった。インパクトが少ないめのほんわかムードな話が多いのは、しあわせ編だからか。記憶に残りそうなものは少ない。 【収録】大崎梢:もしも神様に会えたなら、新津きよみ:失われた甘い時を求めて、柴田よしき:夕日と奥さんのお話、篠田真由美:夢よりも甘く、松村比呂美:旅の理由、三上延:美味しいということは、近藤史恵:オーロラが見られなくても2023/11/18

Kokopelli

114
7人の作家が書いた短編を集めたアンソロジー。それぞれの主人公が様々な思いを胸に旅に出る。旅の遠さ、大きさは関係ない。行った先で出会うおいしいもの達に心躍らせ、新たな思いを胸に宿す。人って心のどこかに何かがぽわんとできると、旅に出たくなる。旅先で見たこともない景色を見たり、見知らぬ人と出会って少しだけ関わったりして・・・。そしてその土地のおいしいものに出会う。心のどこかにできた何かの形が変わって家路について、いつもの日常だったり新たな日常になったりしていく。そんな繰り返しができたら実に幸せだなぁと思うのだ。2024/04/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21567713
  • ご注意事項

最近チェックした商品

 

同じシリーズの商品一覧

該当件数3件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす